2021年6月に竣工した「三井不動産ロジスティクスパーク船橋Ⅲ 様(以下、MFLP船橋Ⅲ 様)」は、8年の歳月をかけて開発された街づくり型物流施設「MFLP船橋」の3棟目の建物として建設されました。延べ床面積約270,000㎡の物流業界最大級のスペースに加え、SDGsへの対応や、業界トップレベルのセキュリティ、BCP計画、感染対策設備、屋外テラスやラウンジを備えるなど、テナント入居者が安心・快適に利用できる物流施設を目指しています。
そして、東京都心に近く配送の利便性が高い、通勤しやすく従業員の確保にも適しているなど、立地面でも大きなアドバンテージを提供します。三井不動産のご担当者様は、「従来、倉庫はコストセンター※でしたが、近年はECの台頭などでプロフィットセンター※としてとらえる企業様が多くいらっしゃいます。そのようなお客様のご要望に応えられるように立地選定や人集めなどの手助けになるような施設づくりを目指しています。」と語っておられます。これまでの物流施設の常識にとらわれない施設コンセプトで、テナント入居企業様に多くの利益をもたらします。
※「コストセンター」:直接収益を生み出さない部門。「プロフィットセンター」:利益に責任を持ち、収益から費用を差し引いた利益を生み出す部門。
アイリスオーヤマでは、照明を無線で制御する、当社オリジナル制御システム「ライコネックス」と人感センサータイプのLEDベースライト「ラインルクス」を納入しました。ライコネックスは無線方式のため信号線の設置工事が不要で、大型の物流倉庫でも導入しやすいのが特長。MFLP船橋Ⅲ 様のような新築の建物はもちろん、既設の物流倉庫の照明リニューアルに伴った導入にも適しています。
ライコネックスを採用された経緯について、ご担当者様は「照明については、従来はまめに消すなど人の手に頼ったコントロールしかできませんでした。しかし倉庫は面積が巨大なため、そのような動作にも手間がかかる実情がありましたが、ライコネックスを導入することで電気代を削減できるのではと考えました。」とお話しになっております。倉庫空間での省エネ・電気代コスト削減を期待されたことが導入のポイントで、テナントごとに異なる空間の利用目的、照明の点灯時間、必要な明るさに対応できることが、ライコネックスのメリットとなっています。
ライコネックスではテナントごとに制御する照明のグルーピングが可能なため、テナントごとに最適な照明利用を実現できます。さらに、主照明に人感センサータイプのLEDベースライト「ラインルクス」を採用することで、照明の操作をしなくても、不在のエリアは自動で暗くなるようにし、省エネ対策と作業効率を両立できます。テナントを利用する企業様からも、「省エネ効果があり助かる」との評価をいただいているとのことです。
また、出入口の前には、感染対策として体表温度を約1秒で測定するAIサーマルカメラ、試験設置ではあるものの施設空間内の温湿度やCO2濃度の測定結果をモニターに映し出す表示サービスを納入しました。
MFLP船橋Ⅲ 様は、数々の環境配慮への取り組み、立地や働きやすい施設整備による労働人口の確保、周辺環境との共生など、これまでの物流施設が抱える諸問題の解消に挑まれ、南船橋エリアの賑わいを生み出し、時がたつほど街の魅力が高まる「経年優化」の街づくりを目指しています。
隣接する約20,000㎡の緑地とスポーツ施設を含む「MFLP船橋・&PARK」、近隣の「三井ショッピングパークららぽーとTOKYO-BAY」と連携し、地域社会や環境との共生を目標としています。「荷物を保管する建物」という物流倉庫の常識にとどまらず、物流体制全体にアドバンテージを生み出す新たな物流施設です。
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