2019年3月、東京・六本木にメルセデス・ベンツ日本 様の新ブランド体験施設「EQ House(イーキューハウス)」が期間限定でオープンしました。
「EQ House」はメルセデス・ベンツ日本 様と竹中工務店 様がコラボレーションし、未来のモビリティとリビングの形を具現化した期間限定の体験施設です。この施設は竹中工務店 様による設計施工で、その最先端のデザインと技術の要求に対応できる照明メーカーとして施工に参画することになりました。2019年から日本で展開する電動モビリティの包括ブランド「EQ」モデルを展示するほか、さまざまなコラボレーションイベントやコンテンツを通じて、モビリティとリビングの未来の形を実際に体験できます。
建物にはAIを搭載し、人とコミュニケーションを取りながら自ら学び成長するほか、設計・施工でも最先端の技術が採用されるなど、未来の建築を具現化した建物です。
モビリティとリビングの未来のカタチを体験できる施設「EQ House」は、メルセデス・ベンツ日本 様と竹中工務店 様の両社が考える未来のライフスタイルが共鳴したことから実現しました。排気ガスを排出しない電動モビリティの特長を活かして生活空間にガレージを取り込み、クルマとリビングと人がより密接に結びついた空間を具現化しています。
建物にはAIを搭載し、人とコミュニケーションを取りながらその人の好みを学習し、照明や空調の設定など理想的な生活環境を作り上げます。操作は室内の電動ドアに設置されたガラスインターフェースと音声入力から行えます。照明の明るさ・光色の調節をはじめ、空調や音楽再生の操作、自動車のバッテリー残量や航続可能距離等の情報を得ることもできます。好みの設定にスマートフォンから「いいね!」ボタンを押すことで、AIが設定を学習し、徐々にその人が好む生活空間を作り上げます。
木の葉にも見える有機的な模様が施された外観デザインにも、快適な生活空間を支える秘密があります。
設計・デザインには竹中工務店 様のコンピューティショナルデザインという先端技術が用いられ、コンピューター上で1年間365日の日照パターンをシミュレーションし、直射日光を遮りながらもなるべく明るい空間になるように、採光する穴の形状や配置がプログラミングで決められました。
ガラス部分は日照の状況にあわせて透過度を自動調節する調光フィルムを採用。まるで建物が呼吸しているかのようにガラスの透過度が変化し、時間帯や日照条件に応じて室内の照明と連動して常に心地良い明るさを保ちます。
EQ Houseの中に入ると、幾何学模様の照明パネルと壁面の間接照明で、体全体が明かりに包まれるような心地良さを感じます。インターフェースから明るさや光色を調節することで、時間帯や行動、感情に合わせた照明環境を作り出せます。すがすがしい気持ちで行動したい時は、明るく青白い光に調節することで活動的な感情を呼び起こします。また、くつろぎの時間には暖色系の光で気分を落ち着かせます。自分の好みに合った照明をAIに学習させることで、生活リズムにあわせた照明環境を作り出せるようになります。
フレキシブルな照明操作は照明制御の国際規格「DALI」で実現しました。DALIは異なるメーカーの照明器具や他設備と接続できる拡張性が特長で、欧米を中心に普及が進んでいる方式です。EQ Houseの照明はDALIによって照明の操作や空調など他設備との連動が可能になりました。
建築が自ら学んで成長していく。自然の光や風をも取り込み、心地良い生活空間を作り上げていくEQ Houseには、数々の最先端技術が使われています。
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