提案の背景
震災や天災の影響により、長期の避難所生活が余儀なくされているケースが続いています。 良好な避難所環境の確保が課題とされていますが、難航しているのが現状です。
施設における避難所の問題として、夜間には照明を完全消灯させる為、避難者の安全性に欠けるといった問題点があります。
その為避難所では、「安心、安全、快適」な照明環境設備が必須となります。
こうした課題に対応するため、当社の「HX-Rシリーズ 調光調色タイプ」は従来製品の調光機能に加え、新たに調色機能を追加しました。
設置施設を避難所として使用する際には、明るさだけでなく色温度を変えられるため、一時的な生活環境を求める避難者にも安心で快適な生活環境を提供できます。
東日本大震災などを経験した当社から、新しい「避難所向け 高天井用LED照明」をご提案いたします。
避難所での照明の役割
サーカディアンリズムに合わせた活用
私たちの生活の中で、朝起きて昼活動し夜眠るという、地球の自転周期に合った約24時間のリズムで生活しています。体内に組み込まれたこの約24時間周期のリズムを「サーカディアンリズム」といいます。
避難所では体内リズムが狂いがちになってしまいますので、照明で体内リズムをコントロールすることでホルモンバランスを整える手助けをします。
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平常時
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避難所利用時
動画で分かりやすくご紹介!
【活用方法紹介】LiCONEXで安心 安全 快適な照明環境
耐震設計
日本照明工業会が定めたガイドライン※1において、「災害応急対策活動に必要な施設」、「避難所として位置づけられた施設」、「人命及び物品の安全性確保が国に必要な施設」は特定の施設として位置づけられています。その施設に取り付け可能な「耐震クラスS2」をクリアしています。
※1:建築物に取り付けられる照明器具を対象とし、地震発生時における照明器具の本体及びその部品の折損、脱落、破損、落下防止等による人身災害事故発生を低減することを目的として、照明器具の設計指針、及び施工者に対する要請事項を定めたガイドラインです。
アイリスオーヤマだからできる事
無線制御システム対応で省エネのサポートと熱中症の危険度をお知らせ
当社独自の無線制御システム「LiCONEX(ライコネックス)3.0」対応のため、配線工事不要でタブレット端末による制御ができます。
さらに、タブレット端末で操作ができるため、場所を問わず使用用途や使用場所に応じて、明るさや色温度を調節でき、省エネをサポートします。
近年、夏の熱中症の発症が増えており、体育館や避難所でも安全性を確保する必要があり、熱中症対策として暑さ指数(WBGT)※2の確認が不可欠です。
無線制御システムにより、専用の温湿度センサー(別売)を設置することで、施設内の暑さ指数(WBGT)をタブレット端末にお知らせし、危険度管理を提供します。
製品情報
弊社では、調光・調色が可能な製品を取り扱っています。詳しくは営業までお問い合わせください。
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品名 HX-R 調光・調色タイプ 品番 HXR200-300DL-W-B-LI/C 光色(K) 昼光色~電球色 (6500~2700) 器具光束(lm) 30,000 固有エネルギー消費効率(lm/W) 180.7 定格消費電力(W) 166 製品サイズ(mm) W278 × D433 × H251 質量(kg) 5.2 価格(円) 186,000