ご存知ですか？
2027年で蛍光灯の製造・輸出入が禁止されます！
LED照明に換えるならお早めに
2023年10月末にスイスのジュネーブで開催された水俣条約の第5回締約国会議で、
直管蛍光灯の製造と輸出入を2027年末までに禁止することが決定されました。
一部の蛍光灯(電球形蛍光灯・コンパクト形蛍光灯)は、すでに2025年末で製造と輸出入の禁止が決定していたため、
この決定で一般照明用のすべての蛍光灯の製造が終了することになります。
蛍光灯の製造・輸出入が
禁止される理由とは？
禁止される蛍光灯ランプの
種類は？
LED照明に換えるなら
今がおすすめの3つの理由
自分で蛍光灯をLEDランプに
交換すると危ないって本当ですか？
オフィスで使う電力のうち
照明が占める割合とは？
蛍光灯の製造禁止はまだ先なので
在庫はまだ無くならないのでは？
快適で省エネ。
これからの照明のスタンダード
「照明制御」とは？
施設別でのLED照明の普及率とは？
蛍光灯の製造・輸出入が禁止される理由とは？
水銀から環境・人を保護するため
製造に使用される水銀が健康被害や環境破壊につながるためです。過去には水俣病という公害を引き起こしました。水銀を使用することによっておこる大気への排出や、水や土壌への放出による健康被害や環境汚染を防ぐため、水銀の使用や排出を国際的に規制することを目的とした「水銀に関する水俣条約」が2023年11月にCOP5（水銀に関する水俣条約第5回締約国会議）にて2027年末までに蛍光灯の種類に応じて段階的に製造と輸出入を禁止することが合意されました。
LED照明に換えるなら今がおすすめの3つの理由
早く換えるほどコスト減できます
- ①2027年が近づくにつれて照明の価格が高騰する恐れ
- 蛍光灯製造・輸出入の禁止に伴いLED照明需要も増加することが予想されます。 加えて昨今の原材料価格高騰の影響でLED照明の価格が上昇する恐れがあります。
- ②LED照明への切替工事が混雑する恐れ
- 2027年が近づくにつれて駆け込み需要により切り替え工事の業者を確保できなくなる可能性があります。そのため早い段階からのLED切り替えがおすすめです。
- ③LED照明の方が電気代が断然お得！
- 昨今の電気代高騰により従来の照明を使い続けると累積の電気代が増加します。省エネ効果の高いLED照明に交換することで大幅な電気代の削減につながります。
自分で蛍光灯をLEDランプに交換すると
危ないって本当ですか？
ご自身での交換は大変危険です
LED照明の設置には、電気工事士の資格を持つ専門スタッフによる電気工事が必要です。たとえランプ交換のみであっても安定器の取り外しと配線のバイパス工事を行わなければなりません。もしこの工事を行わなかった場合は、省エネ効果の減衰や点灯しないといった症状のほか、異常加熱や発煙・発火などの恐れもあります。安全にLED照明を利用し高い省エネ効果を得るためにも、LED照明の取り付け工事は有資格者が行ってください。
アイリスオーヤマでは蛍光灯からの安全な切り替えができるLED照明の選定から有資格者による施工、導入後のアフターサポートまでワンストップで対応。安全に蛍光灯からLED照明に切り替えられることを支援します。
オフィスで使う電力のうち照明が占める割合とは？
A. 23%が照明の電力に使われています
オフィスで消費される電力の第1位は空調で、建物全体の約49%を占めます。次いで照明が約23%の電力を使用しています。＊1
この2つが消費電力の約72%を占めるため、照明と空調に関する省エネに取り組むことが電気代削減の近道です。資源エネルギー庁の試算＊1では、執務室の照明を半分間引きして使用した場合、全体の12.7%の電力が削減できるとしています。ただし、蛍光灯を間引きする場合は外した分だけ暗くなるため、働きやすい明るさを維持するように配慮しなければ、業務の能率自体が低下してしまいます。省エネ対策に取り組む際は快適性を維持または向上することも考慮に入れましょう。そのためにはエネルギー効率の高いLED照明や、明るさを個別または時間帯に応じて柔軟に調節できる照明制御システムの導入をおすすめします。
＊1一般的なオフィスビルにおける用途別電力消費比率(17時)
蛍光灯の製造禁止はまだ先なので在庫はまだ無くならないのでは？
製造禁止が始まっているため
在庫の底は見え始めています
2017年から各メーカーが蛍光灯器具・ランプの生産を終了を始めたことにより在庫数は減少しています。2018年には約37,000本販売されていた蛍光灯ランプは2027年には数千本となる見込みで、製造禁止は先であっても販売数の減少は進んでいるため全体的な在庫数は減少していくことが予想されます。また在庫の減少に伴い蛍光灯自体の販売価格も大幅に上がることが予想されています。器具・安定器が故障した場合は蛍光灯は使用できなくなるため早めのLED化をおすすめしています。
快適で省エネ。 これからの照明の
スタンダード「照明制御」とは？
照明制御とは点灯／消灯の操作、
明るさや光色の調節ができるシステムのことです
施設やシーン、時間帯に合わせて照明をコントロールすることで快適な空間を作り出します。照明器具またはエリア単位で調節して余剰な明るさを省くことで省エネ面でも大きな効果を発揮します。特にLED照明との親和性が高く、省エネ性をさらに引き出すことができます。
従来は操作するための信号線を設置する工事が必要で、工事費が大きくなるのが課題でした。アイリスオーヤマの無線制御システム 「ライコネックス」は、信号線の敷設工事が不要のため、コストを抑えて導入できます。遠隔管理や一元管理などの大規模施設向け、照明100台以下の小規模向けなど、施設やお客さまのニーズに合わせた製品と機能を取りそろえています。
＊ 1日あたり14時間、年間稼働日数365日で7年間使用した場合を当社にて想定、試算したシミュレーションです。
施設別でのLED照明の普及率とは？
施設のLED普及率は59%です。
LED照明普及率は施設の種類別に異なり、2024年時点では施設全体の59%に普及しています。スポーツ施設ではLED普及率が63%、倉庫では61%、工場60%とLED照明の導入が進んでいます。 それに対して、学校は45%、医療・福祉施設は52%、オフィス・事務所は55%となっており、他の施設に比べてLED照明の普及が進んでいません。
2027年が近づくにつれて蛍光灯の在庫が少なくなると予想されることから、特にLED普及率が低い施設・業界では、急激にLED照明への切り替えが進むと予想されます。「蛍光灯が点灯しなくなったが在庫が見つからない」「LED化の工事までに日数がかかる」といった混乱が生じないように、早いタイミングでの照明のLED化に取り組むことをおすすめします。
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