

【料理研究家に聞いた】フライパン選びのポイント!フライパン一つで激うまレシピも
公開日:2024.04.01
最終更新日:2024.04.01
調理道具の基本ともいえるフライパンがあれば、焼き料理はもちろん、炒め料理に揚げ物、パスタにスイーツまで幅広く作れます。そのため毎日料理をする人はもちろん、新生活を始める方にもフライパンがあると便利です。ただ、フライパンにはさまざまな素材があり、対応する熱源やコーティングなど選択肢が多いので、選ぶためのポイントを押さえておきたいところ。今回はワンパンレシピで人気の料理研究家・ふじたかなさんに聞いたフライパン選びのポイントと長持ちさせるコツ、ワンパンで作れる激うまレシピを紹介します。
INDEX

料理研究家・ふじたかな
料理家、料理ブロガー、料理研究家としてフリーで活動中。レシピ開発、SNS用スタイリングフォトの撮影、商品開発などを手掛け、フライパン一つで作れるワンパン簡単アイデアなどをSNSで発信。
@kanamani13
フライパンの選び方とポイント

毎日のように使うものだからこそ、フライパンはどれを選ぶかが重要です。まずは、フライパンの選び方とポイントについて見ていきましょう。ふじたかなさんが普段フライパン選びで気を付けているポイントについてもお聞きしました。
料理研究家・ふじたかなさん
普段使いのフライパンは、使いやすさや手軽さ、そして料理が失敗しない点を重視しています。
素材で選ぶ
フライパンの素材には、ステンレス、鉄、アルミ、チタンなどがあります。素材によって熱の伝わり方や耐久性、重さなどが異なるため、それぞれの素材の特徴やメリット、デメリットを知っておくことが大切です。
ステンレス | 鉄 | アルミニウム | チタン | |
メリット | ・丈夫で錆びにくく高温調理も可能 ・蓄熱性が高く冷めにくいので余熱調理に便利
・焦げ付いても汚れを落としやすい
・見た目に高級感がある
|
・耐久性が高く手入れをしっかりすれば半永久的に使える ・熱伝導率が高く蓄熱性も高い
・強火調理ができる
|
・軽い ・熱伝導率が高く火加減を調整しやすい
・価格がリーズナブル
|
・軽くて錆びにくい ・蓄熱性が高い
・酸や塩に強く耐久性がある
|
デメリット | ・熱伝導率が低く余熱に時間がかかる ・焦げ付きやすい
|
・錆びやすくお手入れが面倒 ・焦げ付きやすい
|
・蓄熱性が低く冷めやすい ・高温に弱い
|
・熱伝導率が低い ・焼きムラが出やすい
・価格が高い
|
おすすめの料理 | ・オムレツ ・パンケーキ
・煮物
|
・ステーキ ・野菜炒め
・チャーハン
|
・パスタ ・煮物
|
・肉や魚のソテー ・目玉焼き
|
熱源で選ぶ
フライパンは使用できる熱源がそれぞれ決まっています。大きくわけて、ガス火専用、IH専用、ガス・IH両用の3種類があります。購入前に自宅の熱源に対応しているフライパンかどうかを確認しましょう。
サイズで選ぶ

フライパンは作る料理の量によって、サイズを選ぶことが大切です。標準的で使いやすいサイズは、直径24~26cm。サイズごとの目安は下記のとおりです。
1人分 | 18~20cm |
2人分 | 22cm |
3~4人分 | 24~26cm |
4人分以上 | 28cm~ |
また、直径の他に深さを基準にフライパンを選ぶのもポイントです。
炒め物、焼き物 | 6~7cm |
揚げ物 | 8~10cm |
煮物 | 10cm~ |
コーティングで選ぶ
フライパンのなかには表面にコーティング加工が施されているものがあります。コーティングのメリットは、食材が焦げ付きにくく手入れが簡単になるところ。ただしコーティングのはがれや劣化によって、寿命は短めです。
さらにコーティングには、ダイヤモンド、マーブル、フッ素(テフロン)、セラミックなど種類があり、異なる特徴を持ちます。それぞれのメリットやデメリットを比較しながら、自分にぴったりのフライパンを選んでくださいね。
ダイヤモンド | マーブル | フッ素(テフロン) | セラミック | |
メリット | ・コーティングが長持ちする ・耐摩耗性に優れている
|
・耐久性が高い ・見た目に高級感がある
|
・価格が安い | ・高温に強い ・遠赤外線効果がある
|
デメリット | ・長時間の強火での加熱に弱い | ・強火調理に向かない |
・急な温度変化に弱い
・耐用年数が短い
|
・割れやすい ・油なしで調理ができない
|
料理研究家・ふじたかなさん
食材が焦げ付きにくいものだと失敗が少なく、使用後のお手入れも簡単ですよ。
重量で選ぶ

フライパンは素材やサイズによって、重さが変わります。フライパンをあおったり、振ったりすることが多いなら、できるだけ軽いものを選ぶと手首に負担がかかりにくいでしょう。
一般的に、調理中や洗い物をするときでも疲れにくく使いやすいのは800g程度のフライパンといわれています。1kgを超えるとかなり腕にずっしりと感じてしまうので、普段使いするなら800gを目安に選んでみてください。
料理研究家・ふじたかなさん
アルミ合金のような軽めの素材など、持ったときに重たくないものを選んでいます。私の場合は4人分を一気に作ることが多いので、片手で簡単に振れる軽さであることを重要視しています。
機能で選ぶ

フライパンにはさまざまな機能を持ち合わせているものもあります。例えば取っ手がはずせるものであれば、収納が簡単に!仕切りがついているものは同時に複数の料理を作れるので、朝のお弁当作りに活躍します。
その他、お手入れが簡単なもの、無水調理が可能なものなど、自分のライフスタイルに合わせて必要な機能のついたフライパンを選んでみてはいかがでしょうか。
料理研究家・ふじたかなさん
取っ手の部分の握りやすさやデザインが良いもの、カラーの好みなども気にかけて選んでいます。ほぼ毎日使うものなので、見た目にも気に入ったものを使いたいですね。
意外に知らない?フライパンの寿命と長持ちさせるコツ

フライパンは丈夫で物理的に壊れることが少ないため、買い替えのタイミングに悩む方も多いのではないでしょうか。フライパンにも寿命があり、素材やコーティングによって耐用年数は変化します。
コーティング加工の施されていないフライパンであれば、10年以上使えることも。反対にコーティング加工されているフライパンは1~3年程度で買い替えが必要になります。
コーティングされているフライパンを長持ちさせたいなら、強火を避ける、表面を傷つけてしまう金属のツールを使わないなど取り扱いに気を付けてください。コーティングされていないフライパンの場合は、十分に加熱してから食材を入れる、使用後はしっかり水気を拭き取るなど取り扱いには注意が必要です。
料理研究家・ふじたかなさん
職業柄、毎日たくさん使用するので、だいたい年に一度はフライパンを買い替えています。空焚きしない、表面のコーティングを傷つけないように鋭利な道具を使わないようにしています。使った後にできる限り早く汚れを落としておくことも大事です。
フライパンの寿命や長持ちさせる方法については、こちらの記事でくわしく紹介しています。
料理研究家・ふじたかなさんにダイヤモンドコートパンを使ってもらいました!

アイリスオーヤマでは、細かい粒子状の人工ダイヤモンドをフッ素樹脂に配合してコーティングを施したダイヤモンドコートパンを販売しています。圧倒的に焦げ付きにくいので、少ない油でヘルシーに調理が可能です。摩耗に強く、コーティングがはがれにくい点もメリット。コーティングの効果で、少ない洗剤でも汚れがするんと落とせます。
今回はそんなアイリスオーヤマのダイヤモンドコートパンを、インスタグラムで簡単おいしいワンパンレシピを発信している料理研究家・ふじたかなさんに実際に使ってもらいました。
――アイリスオーヤマのダイヤモンドコートパンを実際に使ってみていかがでしたか?

ダイヤモンドコートで食材がこびりつきにくく、さらっとはがれるので、料理しやすかったです。また、表面のコーティングがしっかりしていて、傷つきにくさもあり、耐久性にも優れていて安心して使えました。
深さのあるフライパンなので、4人分の多めの煮物をするのにもまったく問題なく、それでいて軽いので、食卓に持ち運ぶのも手軽にできましたね。油汚れや焦げた残りもするっと洗い落とせて、お手入れも簡単で気持ち良かったです。

取っ手がはずせる着脱式なので別々に収納できて、場所を取らないのも良かったです。握りやすいグリップ式で、しっかり固定できて安心して使えました。
ダイヤモンドコートパンで作るおすすめの激うまワンパンレシピ
ここからは、ふじたかなさんにフライパン一つで作れる激うまワンパンレシピを教えてもらいました!
手羽元を使った簡単煮込み料理「鶏のガーリックトマト煮」と、時短で簡単に作れる「ツナとブロッコリーのワンパンマカロニチーズ」。取っ手が外れるアイリスオーヤマのダイヤモンドコートパンなら、そのまま食卓にも並べられますよ。
手羽元を使った簡単煮込み料理「鶏のガーリックトマト煮」と、時短で簡単に作れる「ツナとブロッコリーのワンパンマカロニチーズ」。取っ手が外れるアイリスオーヤマのダイヤモンドコートパンなら、そのまま食卓にも並べられますよ。
鶏のガーリックトマト煮

■材料■(4人分)
鶏手羽元・・・600~700g
玉ねぎ・・・1個
じゃがいも・・・300g(3~4個)
カットトマト缶・・・1缶
ローリエ・・・1枚(あれば)
おろしニンニク・・・小さじ1
顆粒コンソメ・・・小さじ1
酒・・・1/2カップ
しょうゆ、みりん・・・各小さじ1
塩・・・小さじ1/4
粗びき黒コショウ・・・少々
オリーブオイル・・・大さじ1
鶏手羽元・・・600~700g
玉ねぎ・・・1個
じゃがいも・・・300g(3~4個)
カットトマト缶・・・1缶
ローリエ・・・1枚(あれば)
おろしニンニク・・・小さじ1
顆粒コンソメ・・・小さじ1
酒・・・1/2カップ
しょうゆ、みりん・・・各小さじ1
塩・・・小さじ1/4
粗びき黒コショウ・・・少々
オリーブオイル・・・大さじ1
■作り方■
1.大きめのフライパンにオリーブオイルを中火で熱し、鶏手羽元を並べて表面を焼く。
1.大きめのフライパンにオリーブオイルを中火で熱し、鶏手羽元を並べて表面を焼く。

2.ときどき返しながら表面が香ばしく焼けたら、薄切りにした玉ねぎ、おろしニンニク、カットトマト缶、酒、を加えてざっと混ぜ合わせ、強火で煮立てる。

3.煮立ったら灰汁を取り除き、顆粒コンソメ、ローリエを加えてフタをして、弱めの中火で15分ほど煮込む。
4.その間に、じゃがいもの皮をむき、3㎝角に切って耐熱平皿に並べ、ラップをふんわりかけて電子レンジ500wで5分加熱する。
5.鶏肉に火が入ったらじゃがいもを加え、しょうゆ、みりん、塩、粗びき黒コショウで調味して火からおろす。
4.その間に、じゃがいもの皮をむき、3㎝角に切って耐熱平皿に並べ、ラップをふんわりかけて電子レンジ500wで5分加熱する。
5.鶏肉に火が入ったらじゃがいもを加え、しょうゆ、みりん、塩、粗びき黒コショウで調味して火からおろす。

7.フライパンのまま食卓へ並べ、取り分けていただきます。
ツナとブロッコリーのワンパンマカロニチーズ

■材料■(4人分)
ツナ缶・・・1缶
ブロッコリー・・・1株
マカロニ・・・150g(3~4分の早ゆでタイプ)
牛乳・・・2カップ
とろけるチーズ・・・ だいたい200g
ツナ缶・・・1缶
ブロッコリー・・・1株
マカロニ・・・150g(3~4分の早ゆでタイプ)
牛乳・・・2カップ
とろけるチーズ・・・ だいたい200g
■作り方■
1.フライパンにツナ缶を油ごと入れ、マカロニを加えて弱中火にかけてマカロニに油が絡むように混ぜながら1~2分炒める。
1.フライパンにツナ缶を油ごと入れ、マカロニを加えて弱中火にかけてマカロニに油が絡むように混ぜながら1~2分炒める。

2.ブロッコリー、牛乳を加えてざっと混ぜ、フタをして弱中火で4~5分煮込む。途中でマカロニがくっつかないようにほぐしながら混ぜる。

3.マカロニがアルデンテに茹で上がったら、とろけるチーズを全体に散らしてフタをし、火を止める。

4.フライパンのまま食卓に運び、あつあつを取り分けていただきます。
アイリスオーヤマのダイヤモンドコートパンで毎日の食事作りをラクに

アイリスオーヤマのダイヤモンドコートパンは、こびりつきにくく軽いので毎日の食事作りに活躍するフライパンです。スタイリッシュな見た目で着脱式の取っ手だから、料理を作ってそのまま食卓に並べられます。ワンパンレシピなら洗い物もぐんと減らせて、家事の時間も短縮することができます!今お使いのフライパンの焦げ付きが気になる方は、ダイヤモンドコートパンに買い替えを検討してみてはいかがでしょうか?