除草剤を使った雑草の除去方法!種類別の効果的な使い方や注意点を解説

除草剤を使った雑草の除去方法!種類別の効果的な使い方や注意点を解説

抜いても抜いても生えてくる、やっかいな雑草を効率良く処理するには除草剤を使うのがおすすめ。除草剤には大きく分けて液体タイプと粒状タイプがあり、雑草の種類により適した散布方法で使うことが大切です。除草剤の種類別の効果や正しい使い方とタイミング、使用上の注意点について解説します。

除草剤を使った雑草の除去方法!種類別の効果的な使い方や注意点を解説

+1 Day 編集部

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除草剤の種類と効果

雑草に除草剤を散布する
除草剤には大きく分けて茎葉処理型(液体)と土壌処理型(粒状)の2種類があります。まずは、それぞれの特徴や効果などを解説します。

茎葉処理型(液体)

茎葉処理型(液体タイプ)の除草剤は、既に生えている雑草に散布して使います。直接雑草に散布するため、直後に効果がでやすいのが特徴です。
この除草剤は、薬剤がかかった部分のみ枯れる「接触型」、茎・葉・根から吸収され雑草全体が枯れる「移行型」に分かれています。なお、生えている雑草に散布するタイプなので、これから生える雑草に対しては効果がありません。

土壌処理型(粒状)

土壌処理型(粒状タイプ)は、土壌に撒いて使います。土壌の表面に除草剤成分の層を形成し、それを雑草の根や種が吸収することで雑草の成長を阻害する仕組みです。一度の散布で1~2ヵ月ほど効果が続くことも特徴ですが、既に生えている雑草には効果が望めません。

【茎葉処理型】除草剤の使い方

除草剤を希釈する男性
除草剤は種類によって使用方法が異なります。ここでは、茎葉処理型(液体)の除草剤の使い方を詳しく見ていきましょう。散布するタイミング、散布量、散布方法は次の通りです。

使用のタイミング

茎葉処理型の除草剤は前の項目で述べた通り、生えている雑草に対して有効なもの。大きく成長する前のタイミングで散布するのがコツです。育ち過ぎると除草剤を使った後の草の片付けも大変になります。

雑草が生い茂りやすい4~10月頃に散布すると効率的に除去できるでしょう。雨が降ると流れてしまうため、晴れの日が続くタイミングで使用するのもポイントです。

希釈方法

液体の茎葉処理型は、希釈して使うタイプとそのまま使うタイプがあります。希釈するタイプは、除草したい植物や商品によって希釈倍率が異なります。商品ラベルに記載してある希釈濃度を必ず守ることが重要です。希釈濃度が薄すぎると効果を十分に発揮することができません。初心者の人は、希釈せずそのまま使うタイプのほうが手軽に使えるのでおすすめです。

散布方法

S字の矢印
雑草に直接撒いて使います。葉や茎にムラが出ないよう、均等に散布するのがポイントです。ジョウロで散布する方法もありますが、噴霧器を使うとピンポイントで雑草を狙って散布できます。

広い範囲に撒く場合は、ムラが出ないようS字型にジグザグと撒いてください。液体が広がりやすいため1回撒くだけで良いですが、1週間程たってもまだ枯れていない場合は再度散布すると良いでしょう。
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速効除草剤/SJS-4L

アイリスオーヤマの速効除草剤
希釈せずそのまま使えて便利な液体タイプの除草剤。散布してから3~7日で効果が出るので、スピーディーに除草したい時におすすめです。雑草の中では除草剤にも強いといわれるスギナにも、大きな効果を期待できます。

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アイリスオーヤマの電池式噴霧器ツインノズル
広範囲への散布に便利な噴霧器。単一電池6本で動く電池式なので、電源を気にせず持ち運べて便利です。ツインノズルで向きも変えられ、ボタン1つで手軽に操作ができます。使用後にスイッチを押すと、ポンプが逆回転し中に残った薬剤が胚珠tされる洗浄モードが搭載されているため、お手入れの手間もかかりません。

【土壌処理型】除草剤の使い方

手入れ前の庭
次に土壌処理型(粒状)の除草剤の使い方を解説します。土壌処理型が持つ特性を踏まえながら使用しましょう。

使用のタイミング

土壌処理型の除草剤は、草が生えていない状態の時に散布します。雑草が既に生い茂った状態で散布すると、土壌まで十分に散布しきれず、期待するような効果が望めません。草が生えている場合は、草刈り後に散布しましょう。

雨・風が強くない日を選んで散布することも大切。地面が適度に濡れていると効果を発揮しやすいですが、雨の日は成分が流れていきます。また、風が強い日も粒剤が飛んでしまうため注意が必要です。

散布量

散布量は雑草の種類や商品によって散布量が異なります。商品ラベルに記載された面積当たりの使用量に従って散布しましょう。

散布方法

粒剤の除草剤は、手で撒くとムラが出やすいので、散粒機を使うのがおすすめです。移し替えなどの手間をかけずにそのまま撒けるものもあります。1回に全部撒くのではなく、2回に分けるのがポイント。1回目は縦にジグザグと、2回目は横にジグザグと撒けばムラが出にくくなります。

除草剤散布時の注意点

除草剤を使う人
除草剤は強い薬剤なので、散布する時の服装や保管場所、取り扱い方に注意が必要です。最後に、除草剤散布時の注意点を紹介します。

肌が露出しない服装・防護具を身に着けて作業する

液体の除草剤を散布する際には、除草剤が皮膚に付着しないよう、長袖・長ズボンといった肌が露出しない服を着て作業をします。目・耳・鼻から除草剤が入るのを防ぐため、マスクとゴーグルの装着も必須です。頭部や末端を保護する帽子や手袋も身に着けるとより安心です。使用後の服はキレイに洗濯し、しっかりとうがいや手洗いをしましょう。

子どもやペットが触れない場所に保管する

除草剤は、子どもやペットの手が届かない場所に保管してください。誤って口に入れないように注意が必要です。除草剤を使用する際も、散布場所に子どもやペットが立ち入らないよう気をつけましょう。

斜面に使わない

斜面の雑草に対して除草剤を使用するのは避けてください。除草剤を散布しても地面の傾きによって、薬剤が下の方に流れていってしまいます。本来、除草したかった場所で効果が発揮しないばかりか、目的ではない土地の植物が枯れてしまうことも。
また傾斜地の場合、張りめぐらせた雑草の根まで枯れると土壌が流れてしまう可能性もあります。斜面の雑草は草刈りなどで対応すると良いでしょう。  

近所・周囲に配慮する

除草剤を散布する場所の周囲についても、配慮することが大切です。自宅の庭や土地に撒いた除草剤が、風にのって近隣の庭や土地まで届く可能性もあります。
除草剤が飛散しにくい風の穏やかな日を選んで散布するなど、周囲の迷惑にならないよう工夫しましょう。近隣の住民に使っても良いか確認をしてから作業を始めると安心です。敷地が近所と密接する場合は、除草剤ではなく防草グッズを使うのもおすすめです。
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防犯防草のジャリ 60L 3色ミックス/MIX-60

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除草した後の防草や除草剤が使えない場所に、ジャリなどを敷き詰めるのも1つの方法です。こちらのアイテムは防草できるだけでなく、踏むとジャリジャリと音が鳴るため、防犯対策にも使えます。リサイクルガラスを高温で溶解し、軽石状にして作られた素材で、環境にやさしい素材です。

除草剤の正しい使い方を知り、頑固な雑草を除去しよう

除草剤を散布する人
頑固な雑草を手軽に除去するのに便利な除草剤。液体・粒状の2タイプがあり、それぞれに適した散布方法やタイミングで使用することで、効果が期待できます。注意点なども確認した上で適切に取り扱い、やっかいな雑草を除去しましょう。
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