炊飯器の電気代はどのくらい?炊飯・保温の目安と節約する方法

炊飯器の電気代はどのくらい?炊飯・保温の目安と節約する方法

電気料金が高騰すると、普段何気なく使っている炊飯器の電気代も気になるところ。炊飯・保温の電気代の目安と節約する方法を知っておくと、ご飯の味を落とさずに電気代を削減できます。炊飯器の種類やどのくらいの電気代がかかっているのかを解説します。節約する方法や買い替えにおすすめの最新炊飯器も紹介するので、チェックしてみてください。

炊飯器の電気代はどのくらい?炊飯・保温の目安と節約する方法

+1 Day 編集部

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炊飯器の種類

テーブルの上に置かれている炊飯器
炊飯器の種類は主に3つです。種類によって加熱方法が変わり、炊き上がりに違いが出ます。それぞれの炊飯器の特徴をみていきましょう。

圧力をかけて短時間で一気に炊き上げる「圧力IH炊飯器」

IH炊飯器に圧力をかける機能を加えた炊飯器です。圧力をかけることで、高温状態を保ってお米を炊き上げられ、お米本来の旨みも引き出せます。お米に水分が浸透しやすく、もちもちとした食感のご飯が食べられるのが特徴。高性能で保温性が高く、炊き上がりにこだわりたい人におすすめです。

高火力で炊き上げる「IH炊飯器」

IH(電磁誘導加熱)で釜全体を加熱してお米を炊く炊飯器です。高い火力を用いて、短時間でムラなく炊き上げます。保温性も優れており、1回で大量に炊きたい方にぴったりです。

底部のヒーターで直接加熱する「マイコン炊飯器」

底部のヒーターから熱を生み出し、釜に伝えて炊く直接加熱方式の炊飯器。ふんわりとした食感のご飯が炊けます。IHに比べると火力が弱く加熱ムラが出やすいですが、機能がシンプルな分、リーズナブルな価格で購入できます。

炊飯器の電気代はどのくらい?

テーブルに置かれている家計簿と電卓とお金
炊飯器の電気代は、炊飯器の種類や大きさによって異なります。便利な保温機能は長時間使用すると電気代がかさみ、1回の炊飯と同じくらいの電気代になることも。炊飯器の年間の電気代、炊飯・保温それぞれの電気代、早炊きやまとめ炊きの電気代について紹介します。

炊飯器の年間の電気代

経済産業省 資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ 2022年版」の年間消費電力量平均を参考にした、IH炊飯器、マイコン炊飯器の炊飯、保温、タイマー予約、待機電力のすべてを含む年間の電気代の平均は以下の通りです。
※全国家庭電気製品公正取引協議会の定める1kWhあたりの電力量単価31円を元に計算。
<IH炊飯器>
サイズ 年間消費電力の平均 年間電気代の平均
3合以上5.5合未満 51.12kWh 1,585円
5.5合以上8合未満 83.80kWh 2,598円
10合以上8合未満 129.6kWh 4,018円
<マイコン炊飯器>
サイズ 年間消費電力の平均 年間電気代の平均
3合以上5.5合未満 39.85kWh 1,236円
5.5合以上8合未満 62.6kWh 1,941円
10合以上8合未満 124.7kWh 3,866円
IH炊飯器よりマイコン炊飯器の方が年間消費電力や電気代は安い傾向にあります。ただし、これらの電気量は省エネ基準を達成した炊飯器で計算をしているため、型の古い炊飯器などは上記よりも電気代が高いことが予想されます。

炊飯・保温の電気代

商品によりますが、炊飯時の電気代は3~6円、保温は1時間で0.3~0.6円ほどかかっています。保温時間が10時間を越えると、1回の炊飯と同じくらいの電気代になることも。経済産業省 資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ 2022年版」の炊飯器の平均消費電力を目安に計算すると以下の通りです。
※全国家庭電気製品公正取引協議会の定める1kWhあたりの電力量単価31円を元に計算。
<IH炊飯器 3合以上5.5合未満の場合>
炊飯(1回):121.9Wh÷1,000×31円※=約3.8円
保温(1時間):14.0Wh÷1,000×31円※=約0.4円
<マイコン炊飯器 3合以上5.5合未満の場合>
炊飯(1回):97.41Wh÷1,000×31円※=約3円
保温(1時間):11.19Wh÷1,000×31円※=約0.3円

早炊き・まとめ炊きの電気代

早炊き機能を利用したり、炊く米の量を変えたりしても、電気代は大きく変わりません。1合でも10合でも消費電力は変化しないため、まとめてお米を炊いた方が効率的な場合もあります。炊飯予約タイマーをかけると待機電力を要しますが、1円に満たない電気代なので、節電のためにとやめるほどではありません。

出典:経済産業省 資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ 2022年版」

炊飯器の電気代を節約する方法

ご飯の入った炊飯器
炊飯器は保温機能に頼りすぎてしまうと、電気代が高くなりがちです。毎日利用するものだからこそ、使い方を意識しましょう。ご飯のおいしさを保ちながらも、電気代を節約するコツを5つ紹介します。

保温は4時間までを目安にする

節電を考えた場合、保温時間の目安は4時間です。4時間を超える場合は、電子レンジで温める方が電気代を抑えられます。朝食から夕飯までのように、長時間の保温は電気代が高くなるため、2回に分けて炊飯した方がお得な場合も。保温時間が短くなるほど電気代節約につながるため、食べる時間に合わせて炊き上がるタイマー機能を活用するのもおすすめです。
また、保温時間が長いと電気代がかかるだけではなく、ご飯が乾燥してかたくなるので注意してください。

まとめ炊きして冷凍する

まとめ炊きは炊飯回数を減らせるため、電気代節約につながります。炊飯器は1合でも3合でも電気代は変化しません。まとめ炊きする場合は、保温時間が長くならないように注意し、食べない分は小分けにして冷凍保存すると良いでしょう。

使用しない時はプラグを抜く

炊飯器は電源プラグをコンセントに挿しているだけで、待機電力が発生します。1日単位では微々たる電気量ですが、年単位で見ると電気代がかさむので用心しましょう。使用しない時はプラグを抜くなど、待機電力が発生しないように心がけてください。

エコモードを利用する

「エコ炊飯」「エコ炊き」などの省エネ機能を搭載している炊飯器を利用するのもおすすめです。メーカーや機種により節約できる電気代は変わりますが、火力を抑えて消費電力も抑えられます。ただし、火力を抑える分、炊き上がりが少しかたくなることがあるので、少量炊いて食感を確認すると良いかもしれません。

買い替えを検討する

型の古い炊飯器を使用している場合、新しい炊飯器に買い替えることで電気代の節約になることもあります。10年前と比較すると、現在の炊飯器の消費電力は低くなっています。おかずの調理対応など豊富な機能が搭載されている炊飯器も登場しているので、省エネだけではなく調理の幅も広がるでしょう。

買い替えで電気代を抑える、アイリスオーヤマのおすすめ炊飯器

最新の炊飯器は、省エネ設計タイプが増えています。アイリスオーヤマでも、省エネを意識しつつもお米の炊き方にこだわった炊飯器を取り揃えています。アイリスオーヤマのおすすめ炊飯器をチェックしてみてください。

圧力IH炊飯器 5.5合/RC-PDA50

圧力IH炊飯器 5.5合/RC-PDA50
1,230Wの大火力で一気に加熱して炊き上げる圧力IHジャー炊飯器です。厚さ3mmの極厚火釜で熱を逃がさず包み込んでお米の芯まで熱を伝えるので、ふっくらと炊き上がります。お米の主要な50銘柄を、最適な火力と時間で炊き上げる銘柄炊き機能付き。好みに合わせて9通りの最適なかたさや食感を選ぶことも可能です。さらにヘルシーメニュー(おかゆ、玄米、麦飯、雑穀米、おこわ、低糖質)も搭載しています。

炊飯器 5.5合IH/RC-ISA50

アイリスオーヤマのRC-ISA50
5.5合炊きのIH炊飯器です。やわらか、ふつう、かための3通りの食感をお好みで選べます。お手入れのしやすさも進化。内ぶたと内釜の2つのみを洗うだけで良いため、家事時間の短縮が叶います。また、早炊き時の火力がアップしたことで、最小合数での炊飯時間が最短25分になりました。

炊飯器 5.5合 マイコン式/RC-MDA50

炊飯器 5.5合 マイコン式/RC-MDA50
銘柄ごとの粒の大きさや水分値に合わせて、火力や加熱時間を調整し、美味しさを最大限に引き立たせます。多彩なモードやコースが搭載されており、手間のかかる煮込み料理や発酵調理もタイマーで簡単に作ることができます。

かしこく炊飯器を使用して、電気代を節約しよう

テーブルで白いご飯を食べている日本人女性
炊飯器の電気代は、種類によって異なりますが、ご飯の量ではほとんど変わりません。ただし、長時間の保温は電気代が上がる原因に。保温せず、まとめ炊きで冷凍保存をして電気代の節約につなげましょう。また、省エネ設計の炊飯器に買い替えするのもおすすめです。炊飯器の使い方の見直しや買い替えで、電気代を節約してみてください。

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