一人暮らしの電気代はいくら？家電別の使用量や今すぐできる節電方法を紹介

公開日：2025.02.03

最終更新日：2025.02.03

一人暮らしをしていて、電気代が高いと感じることはありませんか。特に冬や夏は電気代が上がる傾向があります。電気代を下げるためには、消費電力の高い家電から使い方を見直し、節電することが効果的です。一人暮らしの季節別・地域別の電気代や、家電別の電力使用量、節電テクニックについて解説します。

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一人暮らしの電気代の目安

一人暮らしの電気代は季節や地域によって異なります。まずは月々の平均額や季節別、地域別の目安を見ていきましょう。

【月平均】一人暮らしの電気代

総務省の「家計調査（家計収支編）」によると、2023年の単身世帯における電気代は平均で月6,726円でした。電気代は季節によって大きく異なります。自分の電気代が平均と比較して高いかどうかを確認するには、年間で比べると良いでしょう。

年間で8万712円を超えている場合、一人暮らしの電気代としては高いと言えます。ただし、住んでいる地域によっても変動するため、後述する地域別の電気代も参考にしてみてください。

出典：総務省統計局「家計調査（家計収支編）2023年」

【季節別】一人暮らしの電気代

季節ごとの一人暮らしにおける電気代の月平均金額は以下の通りです。

時期	月平均金額
2023年10〜12月期	5,833円
2024年1〜3月期	7,150円
2024年4〜6月期	5,839円
2024年7〜9月期	6,771円

出典：総務省統計局「家計調査（家計収支編）単身世帯」

気温が低い1〜3月の電気代は最も高く、4〜6月や10〜12月といった春・秋は比較的安い傾向にあります。冬は暖房費がかかる上に、日照時間が短くなり、照明の点灯時間やお湯の使用量が増加するため、電気代が高くなりやすいです。

【地域別】一人暮らしの電気代

地域別の一人暮らしにおける電気代の月平均金額は以下の通りです。

地域	月平均金額
北海道・東北地方	8,103円
北陸・東海地方	7,252円
近畿地方	6,052円
中国・四国地方	7,394円
九州・沖縄地方	5,513円

出典：総務省統計局「家計調査（家計収支編）単身世帯 2023年」

電気代が最も高いのは北海道・東北地方で、気温の低い期間が長く、暖房費がかさむためと考えられます。反対に、比較的温暖な九州・沖縄地方は電気代が安い傾向にあります。

季節・家電別の電気使用量の割合

電気代を抑えるためには、まず消費電力の大きい家電を把握することが大切です。夏と冬の家電別電力使用量の割合を見ていきましょう。

【夏】家電別の電気使用量の割合

一般家庭における夏の電気使用量の割合が多い家電上位5つは、以下の通りです。

＜家庭における電気の使用割合（夏の点灯帯：19時頃）＞

エアコン	38.3％
照明	14.9％
冷蔵庫	12.0%
テレビ・DVD	8.2％
炊事	7.8％

出典：経済産業省「夏季の省エネメニュー　（東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州）」

エアコン、照明、冷蔵庫など、電気代がかかる家電から節電を考えると効率的です。

【冬】家電別の電気使用量の割合

一般家庭における冬の電気使用量の割合が多い家電上位5つは、以下の通りです。

＜家庭における電気の使用割合（冬季の1日間）＞

暖房	32.7％
冷蔵庫	14.9％
給湯	12.6%
その他	9.2％
炊事	7.8％

※出典：経済産業省「冬季の省エネメニュー　（東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州）」

暖房（32.7％）の内訳では、エアコンが17.0％を占めており、約半数を占めています。夏と冬を通してエアコンの電気使用量が大きいため、省エネ仕様のものに買い替えることで、節電につながるでしょう。

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家電別の節電テクニック

電気代を節約するには、消費電力の大きいエアコンや冷蔵庫、テレビなどの電力使用量を抑える必要があります。家電別に節約のコツを紹介します。

エアコン

エアコンで節電効果を高める方法は、自動運転モードに設定することです。起動時の電力消費量が大きいため、日中はつけっぱなしにしておく方が電気代を抑えられます。

さらに、冷暖房の効率を維持するためにはフィルターの清掃が重要です。サーキュレーターを併用すると、室内の空気を循環させることができ、設定温度を変えなくても快適な室温を保つことができます。

サーキュレーターを使用した節電方法については、こちらの記事も参考に。

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冷蔵庫

冷蔵庫は詰めすぎず7割程度に抑えると、冷気が効率よく循環し節電につながります。また、冷蔵庫の背面や側面から熱が放出されるのを妨げないよう、壁や家具から離して設置しましょう。さらに、扉の開閉回数や時間をできるだけ減らし、料理は冷ましてから入れることも効果的です。

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照明

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テレビ

テレビは画面の明るさを少し暗く設定することで、節電効果が期待できます。周囲の明るさに応じて自動調整してくれる機能があれば、積極的に活用しましょう。また、録画予約をしていないときは、主電源を切ることも効果的です。

炊飯器

炊飯器は保温機能を使わず、炊き上がったら電源を切る方が消費電力を抑えられます。小分けにして冷凍保存し、食べるときに温めるのがおすすめです。炊飯器の電気代を節約する方法については、こちらの記事でも紹介しています。

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洗濯機

洗濯機の容量に合わせてまとめ洗いをし、洗濯回数を減らすことで電気代の節約につながります。乾燥機付きの場合でも、自然乾燥を併用すると、さらに節電効果が期待できます。

節電効果が期待できる家電の使い方については、こちらの記事もチェックしてみましょう。

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