マンション共用部照明のLED化メリットとは?
2023.05.25

マンション管理コストは年々増加する?
マンション管理コストの内訳
マンション管理にとって建物の維持管理に欠かせないのがマンションの管理コストですが、昨今の物価高騰によりマンション維持にかかる固定費の負担が増し、居住者から徴収する管理費も値上げせざるを得ない可能性が高まってきました。
管理コストの使い道は管理会社に支払う「管理委託費」のほか、建物にかける「火災保険」、共用部分の「電気代」などですが、特にこれらは管理コストの中でも大きな比率を占めています。
経年や時代変化に伴って増加する管理コスト
マンションの維持・管理に必要な管理コストは、共用部分の電気料金や水道代等に充てられますが、マンションの築年数に伴う経年劣化だけでなく、コロナ禍で増加する日常修繕費や昨今多発する局地的豪雨や猛暑などの影響で機械設備がダメージを受けやすく、管理費・修繕積立金のコスト増加にお悩みの管理組合の方も多いのではないでしょうか。自然災害によって修繕が必要になるのは次のようなケースが挙げられます。
地震による被害
地震大国とも呼ばれる日本ですが、地震のあとには外壁や共用部に大きなダメージを負うことがあります。外壁の破損は見た目の問題だけでなく、剥落した外壁が周辺の住宅や歩行者などに二次災害を与える危険性もあるため、対応が急がれます。また、ガス管、水道管、電気設備の破損などで居住者の生活を正常に保てないこともあるため、こちらも復旧は急務になります。 しかし、これらの修繕には多額な費用と時間が必要になります。しかし、これらの修繕には多額な費用と時間が必要になります。
台風による被害
大型で勢力の強い台風やゲリラ豪雨が年々増加する中、これらによる建物の損壊や甚大な被害も少なくありません。
台風による強風で共用部のガラス窓やエントランス扉が破損した場合、居住者が怪我をする恐れもあるため早めの応急処置や修繕が必要になります。また、豪雨による共用部への水漏れや地下駐車場が水没するなどの浸水被害に関しても、復旧に費用がかかります。
経年による共用部や設備の劣化だけでなく、このような想定外の修繕費はマンション管理コストに大きく影響します。普段から自然災害に備えた修繕積立費を十分に確保しておくことが肝要ですが、毎月居住者が負担する修繕積立費を増額することにつながり、全戸の同意が必要となるため容易ではありません。
そのような事態を避けるためにも、管理コスト削減法としてまずは共用部の照明をLEDに交換してみてはいかがでしょうか。
マンション共用部LED化の3つのメリット
消費電力が低いから省エネ・節電できる
LED照明は従来の照明に比べて消費電力が少ないのが特徴です。
その消費電力は、蛍光灯と比べると約3分の1、水銀灯と比べると約8分の1で、従来照明からLED照明に切り替えるだけでも大幅な節電につながります。
また、水銀灯はすでに生産終了、蛍光灯も生産が減少しているため、LED照明への早めの切り替えがおすすめです。
蛍光灯からLED照明へ
従来の蛍光灯からLED化することで、電気代が大幅に削減できます。

- ※ Hf蛍光灯(インバーター式34W)とECOHiLUX HE190S(40形 2000lm 10.5W)の比較。
水銀灯からLED照明へ
従来の水銀灯からLED化することで、省エネとコストカットを実現できます。

- ※ 水銀灯200W(210W)とLDTS44N-G-E39/C-BS(44.4W)との比較。
ランニングコストを抑えられる
LED照明は従来の照明に比べてランニングコストを抑えられることも大きなメリットです。
ただし、照明設備をLED照明に入れ替える場合は、機器費用と施工費などの初期導入費用が高くつきますが、その後の維持管理費用とトータルで比較すると既存の照明よりも断然お得。
マンション共用部のように長時間かつ長期間使用する場合は、LED照明にすることで大幅な電気料金の節約につながります。
LED照明と従来照明の10年間の電気料金比較
白熱電球 | 電球型蛍光灯 | LED電球 | |
---|---|---|---|
①電球の実勢価格 | 100円 | 1,000円 | 2,100円 |
②買い替え回数 | 20回 | 3回 | 0回 |
③電球料金(①×②) | 2,000円 | 3,000円 | 0円 |
④消費電力 | 54w | 10w | 7w |
⑤電気料金(④×20,000時間×27円kWh) | 29,160円 | 5,400円 | 3,780円 |
⑥ランニングコスト(③+⑤) | 31,160円 | 8,400円 | 3,780円 |
出典元:https://www.esco-co.jp/useful/ledelectricbill/
長寿命だからメンテナンス作業が減る
一般的な照明器具は寿命が8,000~12,000時間※なのに比べ、LED照明は寿命が長く約40,000時間の使用が可能です。したがって、従来照明のようなランプ交換の負担を減らすことができ、費用面でもコストダウンにつながります。
また、LED照明は虫が好む紫外線が少ないので、虫が集まりにくく死骸を掃除する手間も減らすことができます。
※1日12時間365日点灯させた場合の試算。
ランプ交換の負担を軽減

共用部の照明を交換する時の注意点
従来の照明からLED照明に交換する時にはいくつか注意点があります。
正しい知識がないままLED照明に取り換えると節電効果を得られなかったり、思わぬ事故につながる恐れも。ここでは、交換の際どのような点に注意するべきかをご紹介します。
照明器具が古いと点灯しないことも
蛍光灯器具は平均10年ごとに交換が必要になります。器具が古いまま蛍光灯や電球だけ交換しているケースも少なくありませんが、外観を見るだけではわかりづらいものの器具の劣化は進行しています。
設置から数年経過してランプ交換回数が多いと感じたり、ソケット部分の変色を確認した場合などは、安全性の面からも早めの点検と交換が必要です。
LED照明への交換には電気工事士資格が必要
蛍光灯器具には安定器という装置が使われています。バイパス工事をせずにそのままの器具でLED照明を使用すると安定器に電流が流れてしまい、安定器自体が劣化して照明が点灯しなかったり、余分な電力を消費してしまうため十分な節電効果を得られない場合があります。また、直接配線を触らないと交換できないものは配線工事が必要になります。自分で取り付けると漏電や火災の原因になるため、電気工事士の資格を持つ工事業者によるバイパス工事が必要です。
アイリスオーヤマなら工事からアフターフォローまでまるごとおまかせ
ワンストップだからお客様の負担軽減
アイリスオーヤマなら、LED照明の製造から販売、有資格者による工事までスムーズに対応。また、照明器具の廃棄からその後のアフターフォローまでひとつの窓口で受け付けているため、器具交換時の負担を最小限に軽減できます。お客様のご要望に合わせた安心・安全で長寿命・低電力なLED照明をご提案いたします。
お客様に合った照明のご提案
アイリスオーヤマでは、一般的なLED照明だけでなく人感センサー付き照明などの高効率な住宅向け照明の開発・販売を行っています。
居住者の出入りに合わせて必要な時だけ点灯するため、さらなる節電効果を促進できます。
充実したサポート体制だから安心
さらに全国60拠点の営業所体制で、取り換え前も取り換え後もお客様の疑問や課題に細やかにお応えします。最大5年の長期品質保証なので、万が一の自然災害や故障、新たに管理コストの見直しを検討する際にも万全のサポート体制だから安心です。
アイリスオーヤマでは、省エネ・節電に最適なLED照明のご提案から工事、メンテナンス、アフターフォローまでワンストップで承ります。管理コストの増加でお悩みのマンション管理会社様、管理理事のご担当者様はお気軽にご相談ください。
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