高機能ドライヤーは値段が高い? そんなイメージを払拭するアイリスのドライヤーを家電ライターがチェック

高機能ドライヤーは値段が高い? そんなイメージを払拭するアイリスのドライヤーを家電ライターがチェック

ここ数年で、大きな進化を続けるドライヤー。風量や風速がアップし、乾燥時間が短縮できたり、髪を傷めにくい温度にこだわったり、イオンで髪をサラサラに仕上げられたりなど、さまざまな高機能モデルが登場しています。一方で高機能モデルは値段が高く、気軽に購入できないのが悩ましいところ。そんなお悩みに応えてくれるドライヤーがアイリスオーヤマから登場していますので、ご紹介しましょう。

高機能ドライヤーは値段が高い? そんなイメージを払拭するアイリスのドライヤーを家電ライターがチェック

家電ライター | 田中真紀子

最新家電情報をいち早く入手し、雑誌やウェブで紹介する家電ライター。自宅には、常時200を超える家電が並び、実生活で使用しながら主婦目線で執筆、提案しています!

いいドライヤーは、使いやすく髪にも優しい

グレーカラーの「MiCOLA クイックイオンドライヤー」
ドライヤーを選ぶ際は、日々の使いやすさと髪への優しさという2つの視点から選ぶ必要があります。
ドライヤーは、ときに頭より上に振り上げながら、5〜10分と使い続ける必要がありますが、かつての高機能ドライヤーは600gを超えるものが多く、腕が疲れるといった声も多く聞かれました。加えてヘッドが長いと、さらに腕を高く上げないといけないので、より労力が必要になります。
そこであると嬉しいのがパワフルな風量。仮に本体が重かったとしても、大風量であれば時短になるうえ、腕が疲れる前に乾いてしまいます。実は髪を早く乾かすことは、髪と頭皮の健康にとって重要です。というのも髪が濡れているときは、キューティクルが開いているため、水分やタンパク質が失われやすい状態。さらに髪同士がこすれると、簡単にキューティクルが剥がれてしまいます。
頭皮が濡れた状態で放置するのもよくありません。髪が生えてくる“土壌”となる頭皮が冷え、血行が悪くなると、栄養不足が懸念されます。さらに地肌に雑菌が繁殖しやすくなり、ニオイの原因にも。そういう意味で、大風量で速乾させることは、髪と頭皮への優しさにもつながっています。
またドライヤーは熱と風で髪を乾かしますが、前述のように髪はタンパク質でできているため、高温にさらされると変性を起こして傷んでしまいます。そのため近年は低温ドライヤーが増えていますが、風量が弱いとなかなか乾かないため、やはり大風量であることは必須条件といえるでしょう。
サラサラの髪の女性
その他、髪をサラサラに仕上げたいなら、イオンが搭載されているかもチェックして。イオンは髪に帯電した静電気を抑えるため、髪がパサついたり、絡まったりするのを防ぎ、サラッとした手触りにしてくれます。
近年は速乾性や仕上がりを重視するドライヤーが増えていますが、そのぶん値段も高くなっており、いまや2万円以上が当たり前になりつつあります。その点、今回ご紹介するアイリスオーヤマの「MiCOLA クイックイオンドライヤー」は、16,280円と2万円を切る価格ながら、嬉しい機能が満載。さっそくレビューしていきましょう。

かわいいのに大風量、しかも速乾!

開封した「MiCOLA クイックイオンドライヤー」
箱を開封して初めて本体を見た瞬間、想像以上にコンパクトで驚きました。ヘッドが短いドライヤーも最近は増えてきていますが、中でもかなり短いほう。測ってみると、9cmしかありません。手にしてみると、やはり軽い!最近は、スティックのようにスリムなタイプで300gを切るものもありますが、この形状で本体重量約380gはかなり軽く感じます。
カラーはかわいいラベンダー色​で、目を引くグラデーションがおしゃれです。マットな質感も印象的。ドライヤーの中には、手についた汗や整髪剤でぬめりやすいものもありますが、これはサラサラとした手触りで心地よく感じます。

※カラーは、ダークグレーとラベンダーの2色展開。
「MiCOLA クイックイオンドライヤー」のスイッチ
スイッチはたったの2つで、電源スイッチをスライドさせると「SET」「TURBO」と風量が変わり、もう1つのMODEボタンを押すたびに、ヘッド後部のランプの色が、赤、ピンク、青、点灯なし、と変わります
「MiCOLA クイックイオンドライヤー」のランプの変化
取説を見ると「赤(HOT)」「ピンク(WARM)」「青(SCALP)」「点灯なし(COOL)」とのこと。
実をいうと、この軽さとコンパクトさ、キュートな見た目からして、風の質については、ある想像をしていました。それは「大風量だが風圧が高くて細い」というもの。最近増えている軽量ドライヤーは、スリムながら大風量なものが多いのですが、風圧が高くて細いため、風が頭皮に点で当たり、少し不快に感じるものもあります。また毛先が散らばりやすく、全体を乾かすのに時間がかかる場合も。
「MiCOLA クイックイオンドライヤー」を使用中
ところが実際に使ってみると、たしかにガツンとくるような大風量ですが、先述のような点ではなく大きな塊で出る体感があるため心地よい。風量は4.1m3/分もあり、温風が頭皮にしっかり当たると同時に、一度に広範囲を乾かしていきます。また本体が軽くヘッドが短いので、頭の上で軽々振り回せるのも便利なところ。
ちなみに温風の温度は、赤(HOT)が約90℃とのこと。温度としては高くありませんが、ヘッドを頭皮に近づけやすいし、風量も強いので、ピンク(WARM)でも十分に速乾できます。そのため、最近は速乾ドライヤーばかり使ってましたが、それらとほぼ変わらない時間で、地肌まで乾かすことができました。

プラスマイナスイオンでサラつやな仕上がり

「MiCOLA クイックイオンドライヤー」でサラつやな髪
乾燥の仕上がりも納得できるものでした。乾かしている途中から、サラッとした手触りになってきていると感じ始め、まとまりのある仕上がりになります。私は髪が細いため、特に乾燥する季節はアホ毛がピョンピョン飛び出やすいのですが、ヘアオイルをつけなくても、しっかりまとまりました。
実は、この「MiCOLA クイックイオンドライヤー」に搭載されているのは、一般的なマイナスイオンではなく「プラスマイナスイオン」です。髪はプラスに帯電しやすいため、一般的にはマイナスイオンを与えるとよいとされていますが、実はマイナスイオンを与え続けると、今度はマイナス同士で反発しあってしまいます。
その点、プラスとマイナスのイオンを与えれば中和されるため、いずれかに偏ることなくまとまりやすくなるという理論。髪がまとまるとキューティクルが整うため、つやが出やすくなります。さらに髪同士の摩擦も抑えられ、髪が傷みにくくなるという好循環も期待できますね。

16,280円とは思えないクオリティ

テーブルの上の「MiCOLA クイックイオンドライヤー」
冒頭にも書きましたが、近年のドライヤーの進化は目覚ましいものがあります。それは高性能モーターが開発されたと同時に、毛髪科学の研究が進み、どのような条件下で髪が傷むのか、美しい髪を作るには何が必要なのか、1つずつ解明されつつあることも挙げられるでしょう。
そういう意味で、いいドライヤーを選ぶことは、日常的に髪をケアすることにもつながりますが、値段が高くて躊躇している人もいるかもしれません。その点、「MiCOLA クイックイオンドライヤー」は2万円以下。高性能ドライヤーをできるだけリーズナブルに手に入れたい、そんな人は「MiCOLA クイックイオンドライヤー」を試してみてはいかがでしょうか。
「MiCOLA(ミコラ)」シリーズには、 フェイススチーマーや光美容器も出ています!こちらも参考に。

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