

お米に賞味期限はある?古いお米が食べられる期間とおいしく炊くコツ
公開日:2025.08.22
最終更新日:2025.08.22
お米は日本の食卓に欠かせない主食ですが、意外と知られていないのが「賞味期限」の考え方です。近年は物価高の影響などから、備蓄用の古米を手にする機会も増えています。この記事では、古いお米でもおいしく食べられる期間や、安全に食べるための見分け方、おいしく炊くためのコツを解説します。
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お米に賞味期限はある?

お米は生鮮食品と同じく、気温や湿度などの環境によって食べられる期間が変化します。法的に定められた「賞味期限」や「消費期限」はありませんが、袋には「精米年月日」(米ぬかを取り除いた日)の表示が義務づけられています。環境にもよりますが、適切な状態で保存すれば、以下の期間が賞味期限の目安となります。
<目安>
玄米の未開封 | 約1年 |
玄米の開封後 | 約1ヶ月 |
精米後の開封(春・夏) | 約1ヶ月 |
精米後の開封(秋・冬) | 約1ヶ月~2ヶ月 |
お米がおいしく食べられる期間の目安

お米をおいしく食べられる期間は、精米してから約1ヶ月が目安です。お米の袋には空気やガスによる膨張を防ぐために、小さな穴が開けられています。お米が空気に触れることにより、精米後は徐々に劣化していきます。そのため、購入後は未開封・開封を問わず、なるべく早く食べ切ることがおすすめです。
古いお米の食べられる目安

お米は、精米から時間が経つにつれて風味や品質が少しずつ低下していきます。古いお米が食べられるかどうかは、精米からの経過期間や保存状態によって異なります。ここでは、その判断の目安を紹介します。
精米日から半年経過
精米日から半年ほど経ったお米は、風味や食感が少しずつ変化している場合があります。気になるときは、調理方法を変えるなど工夫して使い切るのがおすすめです。
精米日から1年経過
精米日から1年ほど経過したお米は、風味や食感が落ちている可能性があります。色やニオイに違和感を覚えた場合は、無理をせず食べずに処分することを検討しましょう。
精米日から2年経過
精米日から2年ほど経過したお米は、品質が損なわれている可能性があります。また、保存状態が良くてもカビや虫の発生リスクが高まります。見た目やニオイに違和感があれば、念のため口にしない方が安全です。
食べられないお米の見分け方

古くなったお米は、状態によっては食べられない可能性があるため、見極めが大切です。以下のポイントに当てはまる場合は、食べずに廃棄しましょう。
<見分け方>
・カビが生えている(黒・緑・白などの斑点がある)
・お米を研いだとき、研ぎ汁が異常に黒ずんでいる
・発酵臭、カビ臭、酸っぱいニオイがする
・虫(コクゾウムシ)がわいている
・カビが生えている(黒・緑・白などの斑点がある)
・お米を研いだとき、研ぎ汁が異常に黒ずんでいる
・発酵臭、カビ臭、酸っぱいニオイがする
・虫(コクゾウムシ)がわいている
お米は高温多湿の環境で保存すると、カビが発生しやすくなります。さらに、虫が袋に小さな穴を開けて侵入することもあるため注意が必要です。見た目やニオイに異変がある場合は無理に食べず、安全のため廃棄するのが安心です。
お米の正しい保存方法

お米は正しい保存方法を知っておけば、カビや虫の発生を防げます。おいしさを保つために、生米・炊いたお米の保存方法を押さえておきましょう。
生米の保存方法
生米はプラスチック容器やジッパー付きの袋など、密閉できる容器で保存しましょう。先述した通り、お米の袋には通気性のため小さな穴が開いています。密閉容器に入れておくことで、虫の混入やカビの発生を防げます。また、高温多湿の環境や直射日光を避けるために、冷蔵庫での保存がおすすめです。
炊いたお米の保存方法
炊いたお米は、ラップや専用容器に入れて冷凍庫で保存しましょう。炊きたてのお米は、すぐに保存容器に入れると水分の蒸発を防ぎ、解凍後のご飯がふっくらと仕上がります。
小分けで保存しておけば、忙しいときにも電子レンジで加熱してすぐ食べられます。食材の劣化防止のため、ある程度粗熱が取れてから冷凍庫に入れることも大切です。
小分けで保存しておけば、忙しいときにも電子レンジで加熱してすぐ食べられます。食材の劣化防止のため、ある程度粗熱が取れてから冷凍庫に入れることも大切です。
古いお米をおいしく炊くコツ

古いお米でも、炊く前のひと工夫でおいしく食べられます。炊き方を工夫して、お米を無駄にせず最後までおいしく味わいましょう。
①水をすぐに捨てる
古いお米を洗米する際は、最初に加えた水をすぐに捨てましょう。古いお米に付いた糠は、最初に入れた水に溶け出し、それをお米が吸収するとニオイが残ったままになります。吸わせないようにすぐに捨てて、新しく水を注ぎます。
②力を入れて研がない
古いお米は、なるべく力を入れずにやさしく研ぎます。新米と比べると古いお米は水分量が少なく、粒が割れやすいためです。割れを防ぐために、軽い力でかき混ぜるように研いでください。
③浸水時間を長くする
古いお米は水分が少ないので、浸水時間を長くする必要があります。夏場は30分程度、冬場は1〜2時間程度浸けておけば、お米がしっかりと水分を吸収できます。
④氷を入れる
古いお米を炊く際は、炊飯器の目盛りよりも多めに水を入れた上で、氷を加えて炊くのがおすすめです。氷は2個ほど入れて水温を下げると、水が沸騰するまでに時間がかかります。その過程でお米の甘味が出やすくなり、ふっくらと炊き上がります。
アイリスオーヤマのお米/炊飯器
アイリスオーヤマではこだわりの低温製法による、さまざまな銘柄の生鮮米を取り揃えています。合わせて、おいしくお米が炊ける炊飯器を紹介します。
【令和4年産】政府 備蓄米 和の輝き 5kg 国産米100%使用 古古米 脱酸素剤入り

お米の鮮度を長く保てる「密封新鮮パック」入りの備蓄米です。脱酸素剤を同封し、高気密性の袋で空気を遮断することで、酸化や湿気、虫の侵入、ニオイの吸収を防ぎ、お米のおいしさを長く保ちます。
宮城県産つや姫 5kg

宮城県産つや姫は、粒立ちがよく、ほどよい弾力とふっくら感が特徴のお米です。やや硬めで粘りは控えめなため、上品でさっぱりとした香りが引き立ちます。汁気のある丼ものに使ってもべたつかず、食感が崩れにくいのも魅力です。
炊飯器 5.5合 IH 50銘柄炊き/RC-ILA50-B

1台で多彩な調理が楽しめる炊飯器です。極厚火釜は、熱伝導性の高いアルミ層を含む複層構造で、熱を均一に伝えます。お米一粒一粒にしっかり熱を行き渡らせ、ふっくらと炊き上げます。炊飯だけでなく、低温調理やパン・ケーキ作りなど、毎日の食事がより楽しくなる機能も充実しています。
さらに、高タンパク・低糖質なサラダチキンなどの低温調理に加え、ヨーグルトや甘酒、パン生地の発酵といった発酵調理も可能です。また、硬さと食感を自由に組み合わせられる「おこのみ炊き」機能を搭載し、9通りの炊き分けができます。
さらに、高タンパク・低糖質なサラダチキンなどの低温調理に加え、ヨーグルトや甘酒、パン生地の発酵といった発酵調理も可能です。また、硬さと食感を自由に組み合わせられる「おこのみ炊き」機能を搭載し、9通りの炊き分けができます。
お米に賞味期限は設定されていないが早めに食べよう

お米には賞味期限や消費期限の表示はありませんが、開封後1~2ヶ月以内に食べ切るのが理想です。古いお米でも、精米日から半年程度であればおいしく食べられる場合がありますが、保存状態には十分注意しましょう。保管方法や炊き方を工夫して、おいしいご飯を楽しんでください。
新米の炊き方や食べ方のコツは、次の記事で詳しく紹介しています。
新米の炊き方や食べ方のコツは、次の記事で詳しく紹介しています。
お米は基本の炊き方を見直すことで、おいしく炊けます。次の記事では、炊飯器と土鍋を使った炊き方を紹介しているので参考にしてみてください。
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※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。
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