チューリップの植え方は?球根の選び方や保存方法、植えつけ時期、育て方

チューリップの植え方は?球根の選び方や保存方法、植えつけ時期、育て方

春の花の代表格であるチューリップは初心者でも育てやすい花ですが、初めて挑戦する場合は植え方や注意点などわからないことも多いでしょう。そんなチューリップの球根の選び方や植え方になどについて紹介します。植えつけ後の育て方や注意点もチェックしてみてください。

チューリップの植え方は?球根の選び方や保存方法、植えつけ時期、育て方

+1 Day 編集部

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チューリップの基本情報

たくさんの赤いチューリップ
チューリップはトルコ周辺が原産の花で、数多くの種類が流通しています。まずは、チューリップの基本情報をおさえておきましょう。

チューリップの概要

チューリップはユリ科の球根植物で、寒さに強く暑さに弱いのが特徴です。原産地はトルコを中心とした中東、地中海など北緯40度一帯とされています。赤や白、黄色、ピンク、オレンジ、紫など色の種類が多く、さらに花びらの形状もさまざま。品種は5,600以上あり、国内でも数多く流通しています。

チューリップの開花時期

チューリップの開花時期は、大きく4つに分類されます。
開花時期 特徴
原種 3月頃〜早生よりも早め 野生種やそれに近い品種は開花時期が早く、背丈が低いものが多い
早生(わせ)
4月上旬〜中旬
草丈が高くならず、花壇やプランターに植えて楽しめる
中生(なかて) 4月中旬〜下旬 中型や大型の草丈で種類が多く、ガーデニングや切り花で楽しめる
晩生(おくて) 4月下旬〜5月上旬 草丈が高く、フラワーアレンジメントなどでよく使われる

チューリップの咲き方

さまざまな種類のチューリップ
チューリップにはさまざまな咲き方があるので好みの種類を選びましょう。組み合わせて楽しむのもおすすめです。
一重咲き 花びらが重ならないで咲く、スタンダードなチューリップ
八重咲き 一重咲きよりも花びらが多く、ボリュームのある見た目
フリンジ咲き 花びらの縁に細かい切れ込みが入り、フリルのように華やかな花びら
ユリ咲き 花びらの先が細く、外側に反るので、ユリの花によく似た咲き方
パロット咲き オウムの羽のような、くるっと巻き込む個性的な花びら

チューリップの球根の選び方と保存方法

茶色いチューリップの球根
チューリップの球根は、手に持った時に重みを感じ、中身が詰まっているものがおすすめです。指で少し押してみて、へこまない硬めの球根を選び、傷や汚れ、カビがあるものは避けてください。球根を購入した後は、植えつけを行う秋まで適切に保存する必要があります。風通しの良い直射日光の当たらない所で保存しましょう。

チューリップの植えつけ時期と植え方

紅葉とガーデニングの道具
チューリップを植える時期は住んでいる地域によって変わります。地植え・鉢植えどちらでも楽しめますが、植え方が異なります。違いを理解してからチューリップを植えましょう。

チューリップを植える時期

チューリップを植える時期は、朝晩の気温が下がる「紅葉が見頃になる頃」と覚えておくと良いでしょう。以下を参考にチューリップを植えてください。
北海道や東北地方 10月上旬~下旬以降
北陸や日本海側の地方 10月下旬~11月上旬以降
関東や東海地方 11月上旬以降
九州地方 11月下旬以降

地植えの植え方

地植えのチューリップ
花壇一面にチューリップを咲かせたい方は、地植えに挑戦してみましょう。
1.球根を土の表面から10cm程度の深さに植える
2.球根同士は5〜10cm程度の間隔を空ける
3.球根の向きを合わせて植えると、茎の方向が揃うのでキレイに並んでくれる
肥料を土に混ぜ込むことで、大きく色鮮やかな花が期待できます。浅く植えると球根が土の上に出てくることがあるので注意が必要です。

鉢植えの植え方

鉢植えにするチューリップの球根
ベランダなど限られたスペースで楽しみたい方は、鉢植えがおすすめです。
1.深さが20cm以上あるプランターや植木鉢を用意する
2.プランターなどに鉢底石を敷き、土をかぶせる
3.球根を土の表面から2cm程の深さに植える
4.球根同士は3〜5cm程度の間隔を空ける
5.球根の上から土を3〜6cm程度かぶせる
鉢植えの場合も、肥料は土に混ぜ込んでおきましょう。浅めに植えることで、根をはるスペースを十分に取ることができます。
以下の記事では、ガーデニングの始め方について詳しく紹介しています。ガーデニングを始める際にはぜひ参考にしてみてください。

チューリップの育て方

白いチューリップの中に1本の赤チューリップ
チューリップの球根を植えたら、後はあまり手をかけなくても成長してくれます。以下のことに気を付けると、よりキレイな花を咲かせてくれるかもしれません。

生育環境を整える

チューリップは日当たりが良く、涼しい所を好みます。約5℃の低温にさらされることで開花するので、プランターや鉢植えは風通しの良い野外に置きましょう。寒波や霜の恐れがある時は、軒下に移動することをおすすめします。地植えの場合は、土の上に雪や霜が降りても大丈夫です。

土の表面が乾いたら水をあげる

チューリップに水やり
チューリップの球根を植えたら、根を伸ばすためにたくさんの水が必要です。たっぷりと水やりをし、球根が完全に乾かないように気を付けましょう。鉢植えは水を切らしやすく、乾燥させてしまうと花が咲かないこともあります。一方で鉢皿に水が残っていると根腐れの原因になるので、しっかり捨ててください。地植えした場合は、植えつけ後の水やり以降は自然任せで問題ありませんが、雨が降らずに乾燥する場合には水やりが必要です。

害虫対策をする

チューリップとアブラムシ
チューリップの天敵はアブラムシです。アブラムシは風通しの良い環境が苦手なので、風通しの良い場所で育てるのがおすすめ。アブラムシを見つけたらすぐに取り除くか、園芸用の薬剤で退治しましょう。

チューリップ開花後の注意点

チューリップを切り取る女性
チューリップの花が散ってしまった後も、上手に球根を育てることで次の年も花を咲かせてくれます。
花が終わったら花がらを積み、球根を掘り上げましょう。

花がらを摘む

チューリップの花が開ききった後は、花の下の茎を手で折って取り除きます。葉をすべて残した状態で、花が散る前に摘み取るのが大切です。散った花びらを放置すると病気やカビの原因となるので、処分しましょう。葉や茎が緑色の間は水やりを続けて、球根を太らせます。

球根の掘り上げをする

チューリップの葉や茎が黄色く枯れたら、球根を掘り上げます。試しに掘り出してみて、球根が茶色くなり始めていたら土から取り出してください。球根は葉や茎、土をしっかり落とし、ネットなどに入れて風通しの良い日陰で乾燥させ、次の植えつけまで適切に保存しておきましょう。

チューリップを植えるのにおすすめ!アイリスオーヤマの園芸用品

アイリスオーヤマではチューリップを植えるのに適した商品を数多く用意しています。園芸におすすめの商品を紹介します。
アイリスオーヤマのおしゃれなテキスタイルプランターはこちらをチェック。多彩な使い方ができるのでおすすめです。

プランター テキスタイル 織布製 スクエア/TXP-S50H

テキスタイルプランターに植えられたお花
直接土を入れて使える、織布製の横長スクエアタイプのプランターです。通気性・通水性が良く、PVC素材で汚れも簡単に落とせます。日光がたくさん必要なお花やハーブなどを植えるのにおすすめ。カラーはグレージュとオリーブの2色から選べます。

培養土 ゴールデン粒状 14L/GRBA-14

粒状の培養土
根はりが良く、栄養分を吸収しやすい団粒構造の培養土です。通気性・保水性・排水性に優れているので、根腐れを抑え、植物がいきいきと育つ環境を作ります。土が乾くと灰色になるので、水やりのタイミングがわかりやすいのも特徴です。

万田アミノアルファ ボトル 500ml

万田アミノアルファのボトル
万田酵素に有機質の液肥を配合した植物活性剤です。お花や野菜を活性化させ健康で丈夫に、色や栄養素などの品質を高める効果が期待できます。水で約1000倍に薄め、ジョウロなどで10日おきに植物全体に散布すると効果的です。

チューリップの植え方は簡単!春に満開の花を楽しもう

チューリップ畑に寝そべる人
チューリップはさまざまな色や花びらがあります。好みの品種の球根を選んで、紅葉の見頃の時期に植えつけます。自分に合った植え方で、水やりや害虫対策などをしながら花が咲くまで適切に管理してください。春にキレイなチューリップを楽しめるように、しっかりお世話を続けましょう。
※こちらに掲載されている商品情報・価格・キャンペーンは掲載日時点での情報です。
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