エアコンの選び方を徹底ガイド!購入前のチェックポイントや注意点も

エアコンの選び方を徹底ガイド!購入前のチェックポイントや注意点も

エアコンは一年を通して欠かせない家電ですが、種類が多く、どれを選べば良いか悩む方も少なくありません。住まいやライフスタイルに合ったエアコンを選ぶことで、環境への配慮やコストの削減、快適な住環境の維持につながります。エアコンの選び方や購入前に確認すべきポイント、注意点について解説します。

エアコンの選び方を徹底ガイド!購入前のチェックポイントや注意点も

+1 Day 編集部

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エアコンの選び方のポイント

壁に設置されたエアコン
エアコンは対応畳数だけではなく、省エネ性能や付加機能なども考慮するのがおすすめです。失敗しないエアコンの選び方を解説します。

対応畳数で選ぶ

エアコンの対応畳数は、部屋の広さや住宅の構造に合わせて選びましょう。例えば、「6〜9畳用」と表示されている場合、木造住宅では6畳、鉄筋コンクリート住宅では9畳に適しています。適切なサイズを選ばないと、十分な冷暖房効果が得られません。

日当たりの良い南向きの部屋や、火器や換気扇を使うキッチンでは、実際の部屋の広さより少し大きめの対応畳数を選ぶのがポイントです。南向きは+2畳、キッチンは+4畳を目安に選ぶと良いでしょう。

暖房性能は冷房性能よりも対応畳数が小さく設定されていることが多いため、冬場にエアコンをメインで使う場合は注意が必要です。

省エネ性能で選ぶ

エアコンを選ぶ際、省エネ性能を意識すると節電につながります。主な指標は以下の3つです。

■統一省エネラベル
経済産業省が定める省エネ基準。★1.0〜5.0の41段階評価で、★5.0に近いほど省エネ性能が高いことを示します。

■APF(年間エネルギー消費効率)
1年間に必要な冷暖房能力を消費電力量で割った指標で、数値が大きいほど省エネ性能が高くなります。

■期間消費電力量(kWh)
1年間で消費する電力量の目安です。数値が小さいほど省エネ性能が高いといえます。

付加機能で選ぶ

近年のエアコンにはさまざまな便利機能が搭載されています。暮らしに必要な付加機能が備わった製品を選ぶと、利便性が向上するでしょう。

<付加機能の例>
フィルター自動掃除機能:フィルターを自動で掃除しメンテナンスの手間を省く
空気清浄機能:ホコリや花粉、細かいチリをキャッチして空気を清潔に保つ
スマートフォン連携機能:専用のアプリで外出先からでも室温のチェックや電源のオン/オフができる
除湿・加湿機能:部屋の湿度を調整し潤いを保つ
人感センサー:人や家具の位置を把握して適切な温度・風量に調整する

設置場所で選ぶ

エアコンは設置する場所によって、求められる性能や機能が異なります。以下は、設置場所に応じたエアコンの選び方の例です。

<設置場所に応じたエアコンの選び方>
リビング:使用頻度が高いため、省エネ性能に優れたものを選ぶと節電につながります。
子ども部屋:使用頻度が少ない場合は、最低限の機能で十分。寝室と兼用している場合は、空気清浄や除菌機能が搭載されているものがおすすめです。
寝室:一晩中使用する場合は、静音性や省エネ性能に注目しましょう。

過剰な機能は電気代が高くなる原因になることもあるため、設置場所に合ったエアコン選びが重要です。

エアコン購入前に確認すべき3つのポイント

エアコンが接続された電源プラグ
エアコンを購入する前に、設置スペースやコンセントの形状を確認しましょう。確認せずに購入すると、せっかく購入したのに設置できないといったトラブルにつながることがあります。購入前にチェックすべきポイントを押さえておきましょう。

①室内機の設置場所

まず確認が必要なのが室内機(エアコン本体)の設置場所です。室内機は天井から5㎝以上、壁から5㎝以上のスペースが必要です。前面・下方向には気流を遮る障害物がないこともチェックしましょう。エアコン専用配管穴がない部屋は、穴あけ工事が必要なので業者に相談してみてください。

②室外機の設置場所

屋外に設置されたエアコンの室外機
室外機は、室内機と別に設置する必要があります。熱を外に逃がしたり、外の熱を取り込むための装置で、設置場所によって性能に影響します。なるべく室内機の近くに地上の空きスペースを確保するか、2階やマンションではベランダに設置するのが一般的です。十分なパフォーマンスを発揮させるため、最低限以下のスペースを確保してください。

・背面:後ろの壁から5㎝以上
・左面:横の壁から10㎝以上
・右面:25㎝以上
・前面:25㎝以上

③コンセントの形状

エアコンはメーカーや機種によって電源プラグの形状が異なり、自宅のコンセントと合わないと使用できません。エアコン専用コンセントは100V用(15A・20A)と200V用(15A・20A)の4種類があります。購入前に自宅のコンセント形状を確認し、プラグが合う製品を選びましょう。

エアコンの選び方に関する注意点

エアコンを設置している男性
エアコンは機能の豊富さや本体価格の安さだけで選べば良いわけではありません。エアコンを選ぶ際の注意点を紹介します。

既にある家電と重複しない付加機能を選ぶ

エアコンにはさまざまな付加機能が搭載されていますが、機能が多いほど本体価格は高くなります。空気清浄や加湿・除湿などの機能は、既に持っている家電と役割が重複する場合もあります。コストを抑えるため、必要な機能とそうではない機能について考えておくのがおすすめです。

《付加機能の一例》
・自動フィルター清掃機能
・空気清浄機能
・衣類乾燥機能
・加湿・除湿機能
・スマート機能(スマートフォンやスマートスピーカーとの連携)
・寒冷地対応機能(詳しくは後述)

価格に取り付け費用も含まれているか確認する

通常、エアコンは本体価格に加えて取り付け費用が別途必要です。追加費用の内容はメーカーや販売店によって異なります。施工業者や販売店に確認し、取り付けにかかる費用や工事内容を事前に把握しておきましょう。

寒さが厳しい地域は寒冷地用エアコンをチェックする

これまで寒さの厳しい地域では、夏は涼しく冬はストーブやヒーターを使う家庭が多かったため、エアコンはあまり普及していませんでした。しかし近年は寒冷地でも夏場は暑くなることが多く、エアコンを導入する家庭が増えています。

ところが一般的なエアコンの室外機は、雪国での使用を想定していないため、霜や雪の吹き込み、凍結に対応していません。これらに対応し、寒冷地でも暖房効果を十分に発揮できるようにしたのが寒冷地用エアコンです。暖房の効きが悪い、冬場に室外機トラブルが発生する場合は、寒冷地用エアコンの導入も検討しましょう。

アイリスオーヤマおすすめのエアコン

古いエアコンを使用している方は、新しいモデルに買い替えることで節電効果が期待できます。アイリスオーヤマでは、付加機能が豊富で、節電効果も期待できるエアコンを取り揃えています。

エアコン 6畳 工事費込み 節電 フィルター自動清掃 2.2kw 100V対応/IAF-2207M

リビングに設置されているアイリスオーヤマのエアコン
お手入れ簡単で節電効果も期待できる6畳向けエアコンです。フィルター自動清掃機能を搭載しており、ダストボックスを取り外して掃除機で汚れを吸い取るだけでお手入れ完了です。専用アプリを使えば、外出先からでもエアコンを一括管理できるので、切り忘れ防止や、留守番中の家族のために室温を調整することが可能です。

また、部屋の温度と湿度を感知し、高温・多湿になると自動で冷房運転を行う「みはりモード」も搭載されており、快適な室内環境を維持します。

エアコン 10畳 節電 2.8kw 100V対応/IRA-2806R

アイリスオーヤマのエアコンが置かれたリビング
シンプルで使いやすいスタンダードモデルのエアコンです。「いたわりエコモード」を搭載しており、冷やしすぎ・暖めすぎを制御して消費電力を抑えます。リモコンとエアコン本体の2ヵ所にセンサーが搭載されており、室温を細かく管理・把握できます。上下左右ルーパーで効率よく部屋の空気を循環させます。さらに、冷房または除湿を10分以上運転した場合は、停止時に自動で室内機の内部清浄を行い、掃除の手間を省きます。
エアコンの寿命・買い替えの目安については、こちらの記事を参考にしてください。

暮らしに合ったエアコンの選び方を知り、快適な日々を過ごそう

リモコンでエアコンを動かす人
エアコンを購入する際は、対応畳数だけではなく、省エネ性能や付加機能、設置場所も考慮しましょう。併せて、設置スペースやコンセントの形状も事前に確認しておきましょう。購入時には、本体価格に取り付け費用が含まれているかどうかも事前に確認することが重要です。暮らしに合ったエアコンを選ぶことで、快適な住環境を整えることができます。
※こちらに掲載されている商品情報・価格・キャンペーンは掲載日時点での情報です。
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