扇風機の電気代の相場は?エアコン・サーキュレーターとの違いや節電のコツ

扇風機の電気代の相場は?エアコン・サーキュレーターとの違いや節電のコツ

近年、夏の暑さが厳しくなり、扇風機を使う機会が増えているのではないでしょうか。長時間使用することで、電気代が気になる方も多いかと思います。そこで、扇風機の電気代の相場や、エアコン・サーキュレーターとの違い、そして節電のコツについて紹介します。

扇風機の電気代の相場は?エアコン・サーキュレーターとの違いや節電のコツ

+1 Day 編集部

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扇風機の電気代の相場

テーブルに置いている白い扇風機
扇風機は、日中つけっぱなしにしている方も多いでしょう。気になる電気代は、計算方法を理解すれば簡単に把握できます。そこで、扇風機の電気代の相場について紹介します。

扇風機の電気代の計算方法

1時間あたりの電気代は、以下の計算式で求めることができます。
<計算式>
消費電力(W)÷ 1000 × 電気料金単価(円/kWh)
全国家庭電気製品公正取引協議会が提示している電気代の目安単価は31円/kWhです。例えば、消費電力が20Wの扇風機を1時間使用した場合、次のように計算できます。
参照:公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会
<計算例>
31円(1kWhあたりの電力料金単価)×0.02kW(消費電力)=0.62円
消費電力は、扇風機本体や取扱説明書に「消費電力◯W(ワット)」の項目として記載されており、kW(キロワット)に換算する必要があります。ただし、電力会社によって電気料金単価は異なるため、契約している電力会社の料金を確認してから計算しましょう。

扇風機のACモーターとDCモーターの違い

部屋にある白い扇風機
扇風機にはACモーターとDCモーターの2種類があり、それぞれ異なる特徴があります。
電圧 特徴 消費電力
ACモーター 交流電圧を使用。電圧のプラスとマイナスが一定周期で切り替わり、電流の流れる向きが変化する ・強・中・弱の大まかな段階でしか風量を調整できないものが多い
・本体価格が比較的安価で、導入しやすい
高い
DCモーター 直流電圧を使用。電圧が常に一定で、電流は一方向にのみ流れる ・風量や風力を細かく調節できる
・運転音が静かなので快適な環境をつくれる
・本体価格は高めだが、ランニングコストに優れる
低い

扇風機・エアコン・サーキュレーターの違いと電気代を比較

壁に取り付けられたエアコン
扇風機以外にも、エアコンやサーキュレーターなど、風を送る役割を持つ家電があります。それぞれの役割や扇風機との電気代の違いについて紹介します。

扇風機とエアコンの電気代を比較

エアコンは冷房・暖房・除湿などの多機能を備えており、一般的に消費電力が高いため、扇風機に比べて電気代がかかりやすい傾向があります。例えば、消費電力20Wの扇風機と、定格消費電力490W(運転状況により150~850W程度で変動)のエアコンを1時間使用した場合の電気代は以下の通りです。

扇風機(20W):約0.62円/時間
エアコン(150~850W):約4.6~26.35円/時間

同じ時間使用した場合は、扇風機のほうが電気代を抑えられます。ただし、エアコンは室温を大きく変化させる力があるため、シーンによって使い分けるのがおすすめです。

扇風機とサーキュレーターの電気代を比較

サーキュレーターは部屋の空気を循環させるための家電で、羽根が小さく、直線的な強い風を送るのに適しています。ただし、その風が直接体に当たり続けると、不快に感じることもあります。一方、扇風機は涼しさを感じるために使われる家電で、人が心地よく感じる柔らかな風を届けるのが特徴です。

電気代については、扇風機・サーキュレーターともに大きな差はなく、一般的にACモーター搭載モデルで25~50W程度、DCモーター搭載モデルで15~35W程度の消費電力となっています。そのため、どちらも同程度の電気代で使用できると考えてよいでしょう。

選ぶ際は、使用目的に合わせて選ぶのがおすすめです。サーキュレーターと扇風機の違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。

扇風機を使って電気代を節約するコツ

リビングに置かれた扇風機
扇風機は設置場所を工夫したり、除湿機と併用したりすることで、電気代の節約に効果的です。ここでは、いくつかの節電ポイントを紹介します。

DCモーターの扇風機を使用する

DCモーターの扇風機は、ACモーターと比べて消費電力が低く、電気代の節約につながります。ACモーターの方が本体価格は安価ですが、消費電力が高い傾向があります。

一方、DCモーターの扇風機は初期費用が高めなものの、消費電力が少なく、長期的に見ると電気代を抑えられます。使用頻度が高い場合は、DCモーターの扇風機の方がおすすめです。

エアコンと併用する

扇風機とエアコンを併用すると、部屋の温度ムラがなくなり、節電にも効果的です。暑さが厳しくなると、扇風機だけでは十分な涼しさを得られません。扇風機の置き方やエアコンの設定を工夫することで、部屋全体の温度を効率的に下げられます。
<扇風機の置き方>
2部屋の空気を循環させる場合:エアコンを背にして置く。
換気する場合:ベランダや室内の窓際に向けて置く。
冷たい空気は足元に、暖かい空気は天井付近に溜まりやすい性質があります。扇風機を活用して空気を循環させることで、エアコンの冷たい風が部屋全体に行き渡り、体感温度が下がります。その結果、設定温度を上げても快適に過ごせるようになります。
夏はエアコンとサーキュを併用することで、エアコン設定温度を2℃上げても体感温度は変わらないため※1、最大約17%節電※2につながりおすすめです。

※1.当社調べ。8畳和室にて実験。体感温度は使用条件により異なります。
※2.当社試験基準による。約25㎥の試験空間にてエアコンを冷房運転。運転約6時間のエアコンとサーキュレーターの積算消費電力量を、 「エアコン単独」運転時と「エアコン+サーキュレーター併用」運転時とで比較。

除湿機と併用する

扇風機と除湿機を併用すると稼働時間が短縮され、節電につながります。湿度が高いと熱がこもりやすく、体感温度も上昇しやすくなります。除湿機を使って湿気を取り除いた後に、扇風機で空気を部屋全体に循環させると、冷気や乾燥した空気が均一に拡散され、より効率的に除湿ができます。これにより、室内を快適に保つことが可能です。

部屋干しに活用する

洗濯乾燥機の代わりに、扇風機を活用して部屋干しをすることで、節電効果が期待できます。洗濯乾燥機を1時間使用すると約20円の電気代がかかりますが、扇風機なら1時間あたり約1円程度です。乾燥には約2~3時間ほどかかりますが、それでも洗濯乾燥機と比較すると、電気代を大幅に節約できます。乾燥機を頻繁に使用する場合は、扇風機を活用することで電気代を抑えることができ、より経済的です。

電気代の節約におすすめ!アイリスオーヤマの扇風機

アイリスオーヤマでは、便利な付加機能を備えたモデルから、省エネ効果が期待できるモデルまで、さまざまな家電を取り揃えています。先述した節電のコツとあわせて活用し、電気代を効率よく節約しましょう。

サーキュレーター扇風機 DC/STF-SDC15TEC

白いサーキュレーター扇風機を使用する女性
オールシーズン活躍するサーキュレーター扇風機です。サーキュレーター・扇風機としての役割に加え、衣類乾燥・換気など、1台で5つの機能をこなせる多機能設計。最大風量で使用しても、1時間あたり約0.71円と省エネ効果が期待できます。また、風量は10段階に調節可能なため、 シーンに合わせて使い分け、快適な環境をつくりましょう。

【分解丸洗い】 サーキュレーターアイ DC silent 22畳 上下左右首振り/PCF-SDS15T-EC

サーキュレーターアイを使用している女性
換気から空気循環まで、1年中活躍するサーキュレーターです。DCモーター搭載で省エネを実現し、冷暖房や部屋干し時に、効率的に空気を循環させます。上下左右自動首振りパワフル送風で、部屋の隅々までムラなく空気を撹拌させます。
風量1~3段階は35㏈未満の静音設計で、就寝時にぴったりです。さらに「消灯・消音モード」搭載で、眠りを快適にサポートしてくれます。

LFD-307L-W

アイリスオーヤマの扇風機(LFD-307L-W)
スタイリッシュなハイタイプの扇風機は、お部屋全体にやわらかな風を届けます。7枚羽根で心地よい風を生み、DCモーター採用により12段階の風量調整と5つのモードで快適に使用可能。静音設計で快眠をサポートし、1日約4.7円※と省エネ性能も魅力です。高さ約112cmで広範囲に風を届け、リモコン操作や簡単なお手入れも便利。切りタイマー機能も搭載し、快適な使い心地を実現します。
※風量4以下のとき。

扇風機を活用して電気代を抑えよう

扇風機に当たっている女性
扇風機はエアコンに比べて電気代が安く、特にDCモーター搭載モデルなら、さらに消費電力を抑えられます。また、設置場所を工夫することで冷暖房の効率を高め、節電にもつながります。これらの方法を活用し、効率的に電気代を節約しましょう。
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※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。    

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