【本当に必要な防災グッズ】持ち出し・自宅避難・持ち歩き用アイテムと収納方法

【本当に必要な防災グッズ】持ち出し・自宅避難・持ち歩き用アイテムと収納方法

日本は世界でも有数の地震多発地帯であり、地震をはじめ、豪雨や台風による洪水・土砂災害、火山の噴火、大雪などさまざまな自然災害が発生しています。天災はいつ起こるかわからないため、災害に備えて防災グッズを準備しておくことが重要です。初めて防災グッズを揃える場合は、複数のアイテムがセットになった商品がおすすめです。防災グッズとして準備しておきたいアイテムや選び方、災害への備えに役立つ情報を紹介します。

【本当に必要な防災グッズ】持ち出し・自宅避難・持ち歩き用アイテムと収納方法

+1 Day 編集部

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【持ち出し用】本当に必要な防災グッズ

定番の防災グッズを並べたところ
まずは、持ち出し用の防災グッズとして準備しておきたい定番アイテムを紹介します。ここで紹介するアイテムは、誰にとっても重要なものですので、非常時に持ち出せる防災グッズとしてチェックしておいてください。

水・食料

水や食料は、防災グッズとして必ず準備しておきたいアイテムです。災害が発生すると断水の可能性が高く、生命維持には飲料水が不可欠です。したがって、常備が必要です。さらに、災害時でも食べられる携帯食も準備しておくことをおすすめします。長期保存が可能なものや、水や熱を加えず簡単に食べられる防災用食料などを用意しておきましょう。

災害時に必要な水の量や保存方法については、こちらの記事を参考にしてください。

停電・通信関連

災害時、停電が発生しても使用できる対策アイテムの準備が必要です。懐中電灯や、停電中でも情報を得られる携帯ラジオ、スマートフォンの充電が切れた際に使えるモバイルバッテリーなどを用意しましょう。さらに、停電時でも電力を供給できるポータブル電源があると、より安心です。

貴重品

通帳、印鑑、運転免許証、保険証、現金などの貴重品は、災害時にすぐ持ち出せるよう、防災グッズと一緒にまとめて保管しておきましょう。また、災害時には停電でカードやスマートフォンによる支払い決済ができない可能性があるため、現金もいくらか小銭を含めて用意しておくことが大切です。

救急・衛生用品

災害時の怪我や衛生的な環境の確保が難しくなる可能性を考慮し、救急・衛生用品を準備します。救急用品としては、ばんそうこう、消毒液、包帯、常備薬などを用意します。ラップは耐水性があり、傷口の保護や固定にも使用できるため、重宝します。衛生用品としては、マスク、ウエットティッシュ、携帯トイレ、歯ブラシ、タオルなどを用意しておきましょう。

体を保護するアイテム

体を危険や寒さから守るアイテムも用意しておくと安心です。例えば、落下物から頭を守るための防災ずきんやヘルメット、寒さ対策として暖を取れるエマージェンシーブランケット、荷物運びやがれき運び、寒さ対策など幅広く使える軍手などが考えられます。

ホイッスルや防犯ブザーは、閉じ込められたときに自分の位置を知らせるために使えたり、不審者に遭遇した際に活躍します。

小物

避難所では周囲に人がいるため、安眠をサポートする耳栓やアイマスク、筆談やメモを取る際に便利な筆記用具、雨具を入れるためのビニール袋なども役立ちます。これらの小物は、持ち出し用バッグのポケットに収納しておくと便利です。

季節で備えるアイテム

暑い夏と寒い冬では、快適に過ごすためのアイテムが異なるため、それぞれの季節に合わせた準備が大切です。夏には、虫除けスプレーや日焼け止め、制汗アイテム、ヘアゴム、熱中症対策用のタブレットなどを用意しましょう。冬には、防寒具や厚手の靴下、カイロがあると安心です。また、雨の多い梅雨や台風の時期には、レインコートも備えておくと良いでしょう。

【自宅避難用】本当に必要な防災グッズ

紙で作られたカラトリー
避難所に入れない場合、災害の危険がないと判断されれば、自宅で避難生活を送る必要があります。そこで、上記の防災グッズに加えて、さらに準備しておきたいアイテムを紹介します。

寝具

避難中でも快適に睡眠を取るためには、毛布や寝袋が不可欠なアイテムです。布団の代わりとして使えるだけでなく、寒いときの防寒対策にもなります。また、どんな場所でも横になれるように、クッション性の高い断熱マットを準備するのも良いでしょう。ただし、避難所には災害用寝具が用意されているため、個別に持参する必要はありません。

簡易トイレ

断水や排水管の破損により、自宅のトイレが使用できなくなることがあります。健康を損ねないためにも、断水時に自宅のトイレで使えるトイレ処理セットを準備しておくと安心です。断水時の目安としては、1人1日5回×3日分を準備しておくと良いでしょう。組み立て式の簡易トイレも便利です。除菌・消臭効果が高い凝固剤や、汚物を入れる丈夫な袋も合わせて用意しておいてください。

調理器具

ライフラインが途切れたときでも温かい食事が食べられるよう、基本的な調理器具や食器を準備しておくことをおすすめします。カセットコンロやボンベ、食品加熱袋、紙皿、割り箸など、災害時でも調理がしやすく、水洗い不要なアイテムが役立ちます。

【持ち歩き用】本当に必要な防災グッズ

ポーチからコスメミラーを取る女性
災害はいつどこで起こるのかわからないため、ポーチにアイテムをまとめて普段から持ち歩くようにしましょう。持ち歩きたい防災グッズは以下の通りです。
□ 飲料水(500ml程度)
□ 食料(手軽に食べられる飴など)
□ 貴重品(現金、健康保険証、お薬手帳、運転免許証)
□ ライト
□ モバイルバッテリー
□ 常備薬
□ 衛生品(ウエットティッシュ、コンタクトレンズ、補聴器、メガネ、マスク、除菌シート)
□ 筆記用具
□ ビニール袋
□ ハンカチ

防災グッズを選ぶ際に気を付けたい3つのポイント

防災グッズを準備する人
防災グッズを選ぶ際には、本当に必要なものが入っているか、使う人に合ったものかを確認することが大切です。防災グッズを選ぶ際のポイントを解説します。

①家族の人数に対応できるものを選ぶ

防災グッズは、世帯の人数に十分対応できる数量を準備することが重要です。特に、飲料水や食料に関しては、人数に応じて必要な量が大きく変わるため、注意が必要です。最低でも3日間分(72時間分)、できれば1週間分の備蓄を準備しましょう。

大人1人あたり、飲料水は2~3L、洗濯やトイレ、食事の後片付けなどに使う生活用水は3Lが1日の目安です。一通りセットになっている防災セットを購入し、その後に必要なものを追加するのが効果的です。

②目的に合わせた防災バッグの素材や種類を選ぶ

防災グッズは、バッグにひとまとめに収納されていることが多いですが、その場合はバッグの素材や種類にも注意が必要です。例えば、防災グッズが雨に濡れないようにするには、水を弾く素材のバッグが便利です。また、反射板が付いたバッグは、暗闇でも自身に気づいてもらいやすく、居場所を示すのに役立ちます。

バッグの種類や形状はさまざまです。両手を空けたい場合はリュック、より多くの防災グッズを収納したい場合はキャリーバッグ、コンパクトにまとめたい場合はショルダーバッグなど、何を優先したいかを考えながらバッグを選ぶと良いでしょう。

③飲料・食料は長期保存が可能なものを選ぶ

防災グッズは「もしも」の備えとして保管しておくものなので、できる限り長期保存できる飲料水や食料を準備することが重要です。災害時に食べたり飲んだりしようとしたときに、賞味期限や消費期限が切れていないよう、定期的にチェックを行うことも必要です。

防災グッズに追加しておきたいアイテム

防災グッズを見直す夫婦
一般的な防災グッズに加えて、女性や子ども、高齢者がいる家庭では、追加で準備しておきたいアイテムがあります。ここでは、特に女性向けにおすすめの防災グッズを紹介します。

【女性】準備しておきたいおすすめ防災グッズ

□ 生理用品(1周期分・防臭袋)
□ 防犯ブザー
□ カップ付きインナー
□ 使い捨てショーツ
□ スキンケアグッズ
女性が準備しておきたいアイテムの一つは、生理用品です。普段使っているものを1周期分と、防臭袋も忘れずに用意しましょう。また、避難所では不特定多数の人がいるため、身の安全を守るための防犯ブザーもあると安心です。

災害時には洗濯ができなかったり、支援物資が届いてもサイズが合わなかったりする可能性があります。そのため、カップ付きインナーや使い捨てショーツも防災バッグに追加しておくと良いでしょう。さらに、スキンケアグッズがあれば、プライベート空間が限られた避難所でも、少しでもストレスを軽減することができます。

【子ども】準備しておきたいおすすめ防災グッズ

□ 粉ミルク(液体ミルク)
□ 哺乳瓶
□ おむつ
□ おしりふき
□ 母子手帳
□ 絵本
□ おもちゃ
小さな子どもがいる家庭では、子どもが日常的に使うアイテムも忘れずに準備しておきましょう。乳幼児の場合、粉ミルク、哺乳瓶、離乳食、おむつ、おしりふき、母子手帳などが必須です。調乳が不要な液体ミルクを準備しておくと、水やお湯が使えないときでも対応できます。また、絵本やおもちゃなど、子どもが楽しく過ごせるアイテムを準備しておくことで、災害時でも気を紛らわせることができます。

【高齢者】準備しておきたいおすすめ防災グッズ

□ 老眼鏡
□ 入れ歯/入れ歯洗浄液
□ 常備薬
□ 大人用おむつ
□ 介護用品
高齢者がいる家庭では、普段の生活で使用しているアイテムを防災グッズに追加しておきましょう。老眼鏡、入れ歯やその洗浄液、常備薬、大人用おむつ、介護用品など、日常的に必要なものを備えておくことが大切です。

防災グッズの収納方法

パントリーに置かれた食材
防災グッズは、主に「持ち出し用」と「自宅避難用の備蓄品」に分けて準備します。それぞれの収納方法や、避難経路を考慮した最適な収納場所について解説します。

備蓄品|パントリーやコンテナボックス

備蓄品は、食料品や生活用品をストックするためのパントリーやコンテナボックスに収納するのがおすすめです。多めに購入したものは、賞味期限の古いものから消費していく「ローリングストック法」を用いると、管理がしやすくなります。直射日光が当たらず、温度変化も少ない場所に保管することで、備蓄品が傷みにくくなります。

コンテナボックスを使えば、丈夫で崩れにくいため、棚やクローゼットに保管することもできます。また、リスクを分散させることができるため安心です。消費期限がわかるように日付の付箋を貼っておくと、普段の生活でも無駄なく消費できます。

持ち出し用防災グッズ|玄関やバッグの中

持ち歩き用の防災ポーチは、常にカバンやリュックに入れておきましょう。防災リュックは、避難経路となる玄関の近くに収納します。災害が発生した際には、スマートフォンや防災ポーチを入れたカバンを持ち、玄関近くに置いている防災リュックをすぐに持ち出せるようにしておけば、最短距離で屋外へ避難できます。

玄関に置く際は扉のないオープンな場所に置くと、災害時に取り出せないというトラブルを防ぐことができます。避難経路としても使われる玄関に、防災グッズをまとめておくと、非常時に迅速に対応できます。

アイリスオーヤマのおすすめ防災グッズ

最後に、アイリスオーヤマのおすすめ防災グッズを紹介します。便利な防災セットもぜひチェックしてみてください。

非常食 アルファ化米 5年保存 100g

アイリスオーヤマのアルファ化米
災害時でも簡単にふっくらとしたつややかなご飯が食べられるアルファ化米。お湯なら15分、水なら60分待つだけで、お茶碗1.7杯分のおいしい白米が作れます。パッケージはそのまま器として使用でき、スプーンも付いているため、食器を用意する必要もありません。国産のお米を使用し、国内の工場で加工されているので、安心・安全なのも魅力です。製造から5年の賞味期限があり、備蓄に最適です。

保存水 アイリスの保存水 2リットル×6本

食事と一緒におかれているアイリスオーヤマのペットボトル
もしもの備えとして、長期保存が可能な2Lのアイリス保存水。品質保証調査でその安全性が証明されており、飲料水や料理、赤ちゃんのミルクにも安心して使用できます。ペットボトルは災害時にも壊れにくく、耐熱性に優れた素材を使用しています。外箱も丈夫で、そのまま長期保存しても壊れにくいため、キッチン周りに保管してローリングストックとして活用できます。

防災リュック 1人用 43点 食品付き 防災セット/NBS1-43

防災リュック43点セット
東日本大震災を経験した防災士が監修した防災セットです。食品付きで、災害時に役立つ用品が43点リュックに入っています。食品の内容にこだわった、飽きのこないラインナップ。防災マニュアルもついています。リュックは水に強いターポリン生地、止水ファスナー採用で雨天時も安心です。

バッテリーステーション/IBT-A60100

アイリスオーヤマのバッテリーステーション
コンパクトで気軽に持ち運びできる60,000mAhの大容量バッテリー。外出時の充電だけでなく、停電時の備えとしても役立つアイテムです。4人家族の場合、約3日間分のスマートフォン充電が可能です。バッテリー機能に加え、LEDライトも搭載されているので、暗闇でも安心して使用できます。

いざというときの備えを。必要な防災グッズを準備しよう!

防災グッズを準備する女性
災害はいつ、どこで発生するかわかりません。もしものときに慌てないよう、持ち出し用、自宅避難用、持ち歩き用の防災グッズを準備しておくと安心です。初めて防災グッズを揃える際は、必要なアイテムがセットになっているものがおすすめです。アイリスオーヤマにはさまざまな防災セットや防災アイテムが揃っているので、ぜひチェックしてみてください。災害への備えについて、今一度じっくり考えてみましょう。
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