

畳掃除の基本のやり方とコツは?必要な道具やシーン別の対処法をチェック
公開日:2023.05.08
最終更新日:2023.06.11
「畳に飲み物をこぼしてしまった」「畳の隙間に汚れが溜まっている」など、畳のシミや汚れに悩んでいる人は多いのではないでしょうか。フローリングよりも掃除がしづらいイメージの畳ですが、日常の掃除で汚れをキレイに取り除くこともできます。今回は、畳掃除の基本のやり方や注意点などを解説。畳掃除に役立つアイテムも紹介します。
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【道具別】畳掃除の基本のやり方

まずは、畳掃除の基本的なやり方を紹介します。ほうき・掃除機・フローリングワイパーを使った畳掃除の流れやコツを見ていきましょう。
ほうきを使う方法
ほうきを使うと、ほうきの先端が畳の目の中までしっかり入り、ゴミを掻き出しやすくなります。また、畳を傷めずに掃除することもできます。
■用意するもの:ほうき・ちりとり・乾いた雑巾
<掃除の手順>
1.ほうきで畳の目に沿って掃く
2.ほうきで取りきれなかったゴミを雑巾で掻き出しながら拭く
3.ゴミをちりとりで集める
<掃除の手順>
1.ほうきで畳の目に沿って掃く
2.ほうきで取りきれなかったゴミを雑巾で掻き出しながら拭く
3.ゴミをちりとりで集める
掃除機を使う方法
掃除機で畳を掃除する際には、畳を傷めてしまわないよう注意が必要です。畳の目に沿ってゆっくりと掃除機を動かすことで、畳を傷めることなく掃除できます。掃除機の機能に畳専用モードがある場合は使用しましょう。
■用意するもの:掃除機・乾いた雑巾
<掃除の手順>
1.畳の目に沿って1畳当たり40~60秒程度の時間をかけて、掃除機でゴミやホコリを吸い取る
2.掃除機で取れなかったゴミを雑巾で掻き出しながら拭く
3.ゴミを集めて掃除機で吸い取る
<掃除の手順>
1.畳の目に沿って1畳当たり40~60秒程度の時間をかけて、掃除機でゴミやホコリを吸い取る
2.掃除機で取れなかったゴミを雑巾で掻き出しながら拭く
3.ゴミを集めて掃除機で吸い取る
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充電式スティッククリーナー/SBD-200P

スリムなフォルムの紙パック式のスティック型掃除機です。軽量&自走式なので片手でスイスイとラクに操作できます。コードレスで小回りも効き、コードを気にせずに畳の目に沿って動かしやすいのもポイント。ほこりセンサーがゴミを検知し、キレイになると緑色に点灯して教えてくれるため、掃除機のかけすぎも防止できます。
フローリングワイパーを使う方法
フローリングなどの床掃除に使うフローリングワイパーも、畳掃除に使用できます。ただし、フローリングワイパーでは畳の表面のごみしか取ることができません。ほうきや掃除機による掃除も定期的に行いましょう。
■用意するもの:フローリングワイパー本体・ドライシート
<掃除の手順>
1.フローリングワイパーにドライシートをセットする
2.フローリングワイパーを畳の目に沿って滑らせる
<掃除の手順>
1.フローリングワイパーにドライシートをセットする
2.フローリングワイパーを畳の目に沿って滑らせる
▼アイリスオーヤマのおすすめアイテム
フローリングワイパー/SSE-FW

こちらのフローリングワイパーは、ヘッドの裏が少し盛り上がって湾曲しているのが特徴です。この特殊なフォルムがゴミを残すことなくしっかりキャッチ。スリムで動きのあるヘッドがさまざまな角度からゴミを絡め取り、狭い隙間のゴミもしっかり掃除できます。ハンドルに天然ブナを使用しているので優しい使い心地です。
【シーン別】畳の汚れがひどい時の対処法

次はシーン別の畳掃除です。食べこぼしやダニ・カビなど、畳の汚れが特にひどい時の対処法を紹介します。
食べ物・飲み物をこぼした場合
食べ物や飲み物を畳にこぼした直後であれば、塩を利用して掃除する方法があります。食べ物をこぼしてから時間が経つと畳にシミが残るので、速やかに掃除するのがポイントです。
■用意するもの:塩・タオル・乾いたティッシュ・歯ブラシ・掃除機・固く絞った雑巾
<掃除の手順>
1.こぼした食べ物や飲み物を拭きとる
2.こぼして濡れている部分に塩をふりかけ、塩が湿るまで少し待つ
3.塩が十分湿ったら、歯ブラシで畳の目に沿いながら優しくこする
4.塩をすべて掃除機で吸い取る
5.雑巾でしっかり拭きとる
<掃除の手順>
1.こぼした食べ物や飲み物を拭きとる
2.こぼして濡れている部分に塩をふりかけ、塩が湿るまで少し待つ
3.塩が十分湿ったら、歯ブラシで畳の目に沿いながら優しくこする
4.塩をすべて掃除機で吸い取る
5.雑巾でしっかり拭きとる
ダニが繁殖している場合
畳の原料である「い草」は、湿気を吸収しやすい性質があります。部屋の湿気を畳が自然に吸い取ることで、部屋が快適な空間になります。湿気を吸い取った畳は、ダニにとって繁殖しやすい格好の場所。畳の中を乾燥させてダニを退治するには、畳を取り外して天日干しにする方法が有効です。自分で取り外しが難しい場合は、専門の業者に頼むと良いでしょう。
カビが発生している場合
畳にカビが発生している場合、畳の目にカビの胞子が残っているため、拭き掃除だけではカビを根こそぎ除去できません。カビを取り除くには胞子までしっかり除去する必要があります。そのためには消毒用エタノールが効果的です。畳が濡れたままだと傷んでしまうため、スプレーしたところは十分に乾かしましょう。
■用意するもの:消毒用エタノール(スプレーボトルにいれたもの)・乾いた雑巾
<掃除の手順>
1.カビが発生している部分に直接消毒用エタノールをスプレーする
2.20分ほどそのままにして、乾いた雑巾で拭き取る
<掃除の手順>
1.カビが発生している部分に直接消毒用エタノールをスプレーする
2.20分ほどそのままにして、乾いた雑巾で拭き取る
日焼けしている場合・大掃除したい場合
畳は日光などが当たることにより、日焼けで変色してしまうこともあります。日焼けをした畳の色を復活させるには、クエン酸が効果的です。クエン酸は汚れを落としやすい性質があるため、大掃除など本腰を入れて畳掃除する際に使うと便利です。ただし、新しく青みがある畳にクエン酸を使うと、畳の色があせる可能性があるため使用は避けてください。
■用意するもの:バケツ・クエン酸・ぬるま湯・雑巾2枚
<掃除の手順>
1.バケツにぬるま湯を入れ、10倍に薄まるようクエン酸を入れる
2.1に雑巾を浸してから固く絞り、畳の目に沿って拭く
3.乾いた雑巾で乾拭きして、畳を乾燥させる
<掃除の手順>
1.バケツにぬるま湯を入れ、10倍に薄まるようクエン酸を入れる
2.1に雑巾を浸してから固く絞り、畳の目に沿って拭く
3.乾いた雑巾で乾拭きして、畳を乾燥させる
畳掃除の際に注意したいこと

最後に、畳を掃除する時に注意したいことを紹介します。掃除するつもりが逆に傷めてしまわないよう、次のことに注意しましょう。
焦らずゆっくり掃除する
畳を掃除する際は焦らないことが大切です。い草の畳はとてもデリケート。先の項目でも触れましたが、畳の目に沿って掃除しないと、すぐに傷んでしまいます。
畳の目に沿って掃除する場合でも、フローリングを掃除する時のように勢いよく掃除用具を往復させるのは避けましょう。ゆっくりと掃除するのが、畳をキレイな状態に維持するコツです。
重曹の使用は避ける
重曹は、台所・浴室・床などさまざまな場所の掃除に使用できる便利なものです。ただし、アルカリ性の重曹を畳に使うと、黄ばみが発生する可能性があるため使用は避けましょう。間違って使用した場合も、成分が畳の中に残ると黒ずみができる恐れがあるので、しっかりと拭き取ることが大切です。
漂白剤の使用は種類を選ぶ
畳掃除で漂白剤を使用する方法もありますが、漂白剤の種類には要注意。畳掃除で使用できるのは、キッチン用漂白剤です。同じ漂白剤である洗濯用漂白剤は使用できません。また、畳のヘリに塩素系漂白剤が付着すると変色してしまいます。
キッチン用漂白剤を使用する際は、水で薄めてから使用します。こすり過ぎると畳が白く変色する可能性があるため注意しましょう。
畳掃除のやり方とコツをおさえてキレイな畳を維持しよう

畳掃除は難しいイメージがあるかもしれませんが、基本のやり方さえ押さえれば誰でも簡単にできます。畳はデリケートなので優しく行うこと、汚れの種類によって使う道具や方法を変えて掃除することがポイントです。便利なアイテムも使用しながらキレイな畳を保ちましょう。
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※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。
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