

猫砂の種類一覧|特徴やメリット・デメリットを素材別に徹底比較!
公開日:2025.01.29
最終更新日:2025.01.29
猫のトイレに欠かせない猫砂には、さまざまな種類があります。固まるタイプや固まらないタイプ、さらに素材ごとに特徴や使い勝手が異なるため、どれを選べば良いか悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか?猫砂の種類や素材別の特徴、選び方のポイントを解説します。愛猫の好みや使い勝手を考慮しながら参考にしてみてください。
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近年の猫砂は固まらない!?代表的な種類一覧

最近ではシステムトイレの普及により、猫のトイレ環境が大きく変化し、猫砂の種類も多様化しています。まずは、近年の猫砂事情と代表的な5種類を一覧で紹介します。
システムトイレの登場で猫砂も進化
従来、猫砂はおしっこをかけると固まるタイプが主流でした。しかし近年、システムトイレの登場により状況が変わりつつあります。システムトイレとは、2層構造になったトイレのこと。猫がおしっこをすると、上段の砂を通過して下段に敷いたシートに吸収される仕組みです。この構造により、固まらない猫砂が使われる場合がほとんどです。従来のトイレに比べシートの取り換え頻度を減らせる、消臭効果も向上しています。
猫砂の代表的な種類一覧
これまで主流だった自然の砂に似た鉱物系の猫砂だけでなく、紙や木製のもの、さらにシステムトイレ用のシリカゲル製など、新たな猫砂が登場しています。以下に代表的な5種類を紹介します。
<猫砂の種類と主原料>
鉱物系 | 粘土鉱物を利用した自然の砂に似た固まる猫砂 |
---|---|
紙系 | 紙を主原料とする固まる猫砂 |
おから系 | 大豆由来のおからを主原料とする固まる猫砂 |
木系 | 木のチップやおがくずを使用した猫砂 |
シリカゲル系 | シリカゲルを原料とする固まらない猫砂 |
【素材別】猫砂の種類ごとの特徴を比較

続いて、素材別に代表的な5種類の猫砂の特徴を紹介します。メリット・デメリットを比較して、猫砂選びの参考にしてください。
①鉱物系
鉱物系の猫砂は、ベントナイトやゼオライトなどの粘土鉱物を原料としています。おしっこを吸収するとしっかり固まるため、掃除がしやすいのが特徴です。また、自然の砂に近い見た目で、猫が好みやすい種類でもあります。
<メリット>
・しっかり固まり掃除しやすい
・消臭力が高い
・他の種類に比べて安価
・消臭力が高い
・他の種類に比べて安価
<デメリット>
・砂が散らばりやすい
・重量があり持ち運びが大変
・自治体ごとに捨て方の確認が必要
・重量があり持ち運びが大変
・自治体ごとに捨て方の確認が必要
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クリーンサンド/CLS-5L

しっかり固まって汚れを残さず、トイレを清潔に保てる鉱物系の猫砂です。飛び散りやすさが気になる鉱物系ですが、こちらはペレットタイプのため粉塵が少なく、飛び散りにくい仕様になっています。さらに、銀イオンの消臭効果により、1日経ってもニオイが気になりません。
②紙系
紙や再生パルプを主原料とした紙系の猫砂は、軽量で扱いやすく、トイレに流せるタイプもあるため人気があります。
<メリット>
・軽量でまとめ買いしやすい
・トイレに流せるタイプなら後始末が簡単
・おしっこの色が一目で分かり、猫の体調の変化に気づきやすい
・トイレに流せるタイプなら後始末が簡単
・おしっこの色が一目で分かり、猫の体調の変化に気づきやすい
<デメリット>
・軽いので飛び散りやすい
・湿気に弱い
・再生紙の加工時に化学薬品が使用されている場合がある
・湿気に弱い
・再生紙の加工時に化学薬品が使用されている場合がある
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紙の猫砂 /KMN-70N

再生パルプを使用した紙系の猫砂です。従来品より粒が大きくなり、軽量でありながら粉立ちが少ないのが特徴です。おしっこがかかった部分だけがしっかり固まるため、掃除時の無駄がなく経済的。使用後はそのままトイレに流せます。
③おから系
豆乳を作る際に出る搾りかすであるおからを使った猫砂です。食物由来のため、猫が誤飲や誤食してもリスクが低いとされています。ただし、防腐剤や防カビ剤が使用されている商品もあるため、購入時には注意が必要です。
<メリット>
・食物由来で安全性が高い
・トイレに流せる商品が多く、処理が簡単
・粒が大きく飛び散りにくい
・トイレに流せる商品が多く、処理が簡単
・粒が大きく飛び散りにくい
<デメリット>
・一部の商品では化学薬品が使われていることがある
・大豆アレルギーのある猫には注意が必要
・大豆アレルギーのある猫には注意が必要
▼アイリスオーヤマのおすすめアイテム
お茶の猫砂/OCN-70

おからに茶葉を配合した、天然成分で安心して使える猫砂です。茶カテキンの力により、優れた消臭・脱臭効果が期待でき、爽やかなお茶の香りで猫もリラックスできます。おしっこがかかった部分はしっかり固まり、おからは水に溶けるため、トイレに流せて後処理も簡単です。
④木系
木系の猫砂は、おがくずやヒノキなどを原料にしています。固まるタイプ、固まらないタイプ、崩れるタイプなど、さまざまな種類が展開されています。
<メリット>
・天然の消臭・抗菌効果がある
・軽くて扱いやすい
・燃えるゴミとして捨てられる
・軽くて扱いやすい
・燃えるゴミとして捨てられる
<デメリット>
・しっかり固まらないため、掃除の際に崩れやすい
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ウッディフレッシュ/WF-70

しっかり固まる木系の猫砂です。脱臭・抗菌効果がプラスされているため、ニオイを防ぎ、清潔に使えます。燃えるゴミとして処理でき、後処理がしやすいのも魅力です。(自治体によって異なる場合があります)
⑤シリカゲル系
シリカゲル系の猫砂は、乾燥剤として使用されるシリカゲルを原料にしています。おしっこがかかっても固まらず、特にシステムトイレに適したタイプです。
<メリット>
・おしっこを吸収するので処理の負担が少ない
・消臭効果が高く、掃除の頻度を減らせる
・消臭効果が高く、掃除の頻度を減らせる
<デメリット>
・他の種類と比べると価格が高め
・猫が食べてしまうと食道やのどにくっつくおそれがある
・猫が食べてしまうと食道やのどにくっつくおそれがある
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シリカゲルの猫砂/SGN-36

強力な脱臭効果があるシリカゲル系の猫砂です。大きめの粒で、トイレの外に飛び散りにくくなっています。約1ヵ月間取り換え不要で、掃除の手間を軽減できます。忙しい方におすすめの商品の一つです。
愛猫と快適に過ごすための猫砂の種類の選び方

猫砂を選ぶ際は、機能性、扱いやすさ、安全性をチェックしましょう。猫砂の種類を選ぶ際のポイントを紹介します。
機能面で選ぶ
まず、使用しているトイレに適しているか、消臭力は十分か、飛び散りにくいかなど、機能面をチェックしましょう。
1層構造のノーマルトイレを使っているなら固まるタイプ、2層構造のシステムトイレなら固まらないタイプを選ぶのが基本です。ニオイに悩まされている場合は、消臭力に優れる鉱物系やシリカゲル系、掃除の手間を省きたい場合は、軽すぎず適度な重さで飛び散りにくい猫砂がおすすめです。
1層構造のノーマルトイレを使っているなら固まるタイプ、2層構造のシステムトイレなら固まらないタイプを選ぶのが基本です。ニオイに悩まされている場合は、消臭力に優れる鉱物系やシリカゲル系、掃除の手間を省きたい場合は、軽すぎず適度な重さで飛び散りにくい猫砂がおすすめです。
扱いやすさで選ぶ
持ち運びやすさ、捨てやすさといった扱いやすさも重要です。特に購入する際に気になるのは重さです。鉱物系の猫砂は重さがあり、5ℓで約4kgになることもあります。車がなかったり、お店から家が遠かったりする場合は、軽めの紙系などを選んだ方が持ち帰りに困りません。
また、猫砂の捨て方は自治体によって異なります。なるべくゴミを溜めたくない場合は、処分方法をチェックしておきましょう。紙系やおから系のトイレに流せるタイプも便利です。
また、猫砂の捨て方は自治体によって異なります。なるべくゴミを溜めたくない場合は、処分方法をチェックしておきましょう。紙系やおから系のトイレに流せるタイプも便利です。
安全性で選ぶ
猫の体にやさしい素材であるかも、大切なポイントです。猫は排泄後に砂をかくため、粉塵を吸い込むことがあり、場合によっては体調を崩すおそれがあります。安全性が高いと言われているのは、木系やおから系など、主成分が天然成分のものや化学物質を含まないものです。ドーム型のトイレを使っていたり、猫が喘息を持っていたりする場合は、埃が立ちにくい粒が大きいタイプを選ぶと良いでしょう。
猫砂の種類を選ぶ際の注意点

機能や使い勝手がどんなに優れていても、飼い猫が気に入らない猫砂は避けましょう。猫砂が気に入らないとトイレを我慢する猫もいて、その結果、粗相の増加や膀胱炎などの病気になるリスクが高まります。選ぶのは飼い主ですが、使うのは猫であることを理解し、愛猫の様子を見守りながら、ぴったりの猫砂を見つけてあげてください。
種類の違いを知って、愛猫にぴったりの猫砂を見つけよう

猫砂の種類は、素材によって大きく5種類に分けられます。掃除のしやすさや消臭力、捨て方などは種類によって異なるため、よく理解した上で選びましょう。新しい猫砂を購入したら、愛猫の様子をしっかりと見守り、猫にも飼い主にも快適な、ぴったりの猫砂を見つけてください。
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※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。
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