栽培しやすい冬野菜は?初心者が家庭菜園で上手に育てるためのポイントを解説

栽培しやすい冬野菜は?初心者が家庭菜園で上手に育てるためのポイントを解説

冬に植える野菜は、害虫や雑草が少なく栽培しやすい反面、寒さ対策が欠かせません。栽培のポイントを押さえて育てやすい種類を選べば、初心者でも手軽に楽しめます。冬野菜の収穫時期や栽培のコツ、家庭菜園で育てやすい種類や、相性の良い組み合わせの選び方を解説します。

栽培しやすい冬野菜は?初心者が家庭菜園で上手に育てるためのポイントを解説

+1Day編集部

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冬野菜の収穫時期はいつ?

冬に大根を収穫する人
冬の時期に育て始める野菜は、春先から初夏にかけて収穫できるものもあります。葉物野菜は種まきから2~3ヵ月、根野菜は3~4ヵ月ほどで収穫可能です。また、冬は害虫や病気が少なく、雑草も生えにくいうえ、水やりの回数も少なくて済むため、手間がかかりません。冬は初心者でも野菜を育てやすい時期といえるでしょう。

冬野菜を栽培する際のポイント

不燃布で覆われた野菜
冬野菜を育てる際には、寒さ対策や水やりなど注意すべき点がいくつかあります。定期的に観察し、病気や害虫を防ぎながら、寒さに強い野菜を育てましょう。

ポイント①|防寒対策

冬に野菜を栽培する際は、霜によって葉や茎が傷む可能性があるため、霜対策が欠かせません。特に早朝や夜間は霜が降りやすいので注意しましょう。野菜を不織布やビニールトンネルで覆うのは、霜から守るのに効果的です。さらに、マルチシートや敷きわら、腐葉土などを利用したマルチングも保温・保湿効果があり、根を寒さから守ってくれます。

ポイント②|害虫対策

冬は害虫の活動が弱まりますが、アブラムシやナメクジ、ハクサイダニなどの被害には注意が必要です。雑草を除去するほか、ニンニクやニラなどにおいの強い植物を一緒に植えたり、木酢液をまいたりするのも効果的です。ただし、大量発生した場合は殺虫剤を使うのが確実です。

また、葉の裏側や茎を定期的に観察し、害虫を見つけた場合はすぐに駆除しましょう。農薬を使いたくない場合は、害虫の天敵となる虫の利用や米のとぎ汁(発酵に注意)や重曹水、牛乳など自然素材を使った方法も効果が期待できます。

ポイント③|水やり

冬は夏に比べて水分の蒸発が少ないため、夏場と同じように頻繁に水やりをする必要はありません。水を与え過ぎると根腐れの原因になるため注意が必要です。水やりは、水が凍らない晴れた午前中に、土の表面が乾いていたら行う程度で十分です。

育てやすい冬野菜と栽培方法

冬野菜は寒さに耐えることで甘みが増し、栄養価が高くなるのが特徴です。家庭菜園で栽培しやすい冬野菜の中から、初心者でも簡単に育てやすい冬野菜と栽培方法を紹介します。

①ホウレンソウ

畑に植えられたほうれん草
ホウレンソウは寒さに強く、霜にあたると甘みが増すため、初心者にも育てやすい葉野菜です。種まきから約1~2ヵ月で収穫でき、11月~2月にまけば冬場も楽しめます。ビタミンA・C、カルシウム、鉄分などの栄養素が豊富です。

■栽培場所:水はけの良い土壌を好む。酸性土壌には弱いため石灰で中和する。
■栽培方法:発芽後は間引きをして株間を確保する。

②コマツナ

マルチに植えられたコマツナ
コマツナは種まきから約1~2ヵ月で収穫できる葉野菜です。寒さに強く、10月~3月頃まで栽培可能です。病害虫を防ぐためには連作を避け、他の野菜と順番に植えるローテーション栽培がおすすめです。カルシウムや鉄分、ビタミンC、カロテンなどを多く含みます。

■栽培場所:日当たりと水はけの良い土壌。酸性土壌を嫌うため石灰で中和する。
■栽培方法:種に薄く土をかぶせてまき、発芽後は間引きをして株間を確保する。

③カブ

畑で収穫されたカブ
カブは種まきから約2ヵ月で収穫できます。霜にあたると甘みが強くなるため、冬の栽培に適しています。コカブならプランターでも育てやすく、40~50日ほどで収穫可能です。ビタミンA・C、鉄分、カルシウム、食物繊維などを豊富に含みます。

■栽培場所日当たりと水はけの良い土壌を好む。
■栽培方法:種の上に薄く土をかぶせ、乾燥しないように水やりをする。発芽後は間引きをして株間を確保する。

④タマネギ

タマネギを植える女性
タマネギは寒さに強く、冬栽培の定番野菜です。11月~12月に苗を植えると冬の間に育ち、翌年5月~6月に収穫できます。ビタミンB群、カルシウム、鉄分などを多く含みます。

■栽培場所:日当たりと水はけの良い土壌を好む。
■栽培方法:苗は浅めに植え、根元に土寄せをする。肥料切れや水不足に注意。

⑤ダイコン

畑に植えられたダイコン
ダイコンは早生種なら種まきから約2~3ヵ月で収穫可能です。霜にあたると辛みがやわらぎ、甘みが増すため、冬の栽培におすすめです。ミニダイコンならプランターでも育てられます。ビタミンC、葉酸、カリウムを豊富に含みます。

■栽培場所:肥料を混ぜ込んだ土を深く耕し、水はけの良い環境を整える。
■栽培方法:発芽後に間引きをして株間をあけて育てる。

相性の良い冬野菜の選び方

一緒に植えられたさまざまな野菜
相性の良い植物(コンパニオンプランツ)を一緒に植えることで、病害虫の被害を減らし、生育を助け合うことができます。薬剤に頼らず、自然に近い形で野菜を健やかに育てられるのが特徴です。冬野菜と相性の良い野菜の例は以下の通りです。
野菜 相性の良い野菜
ニンジン タマネギ、ダイコン、コマツナ、エダマメ など
ホウレンソウ キャベツ、カリフラワー、イチゴ、ネギ など
タマネギ ニンジン、レタス、ビーツ など

アイリスオーヤマの園芸用品

家庭菜園を始めるには、まず資材や道具をそろえることが大切です。アイリスオーヤマでは、家庭菜園に役立つ園芸用品を豊富にご用意しています。必要な道具を準備して、冬野菜が育ちやすい環境を整えましょう。

万田酵素×緩効性肥料 配合 花・野菜の培養土5L・14L/MECC-5L・MECC-14L

根菜類、穀物、果実類、海藻類など数十種類を原材料に使用した肥料です。有機物主体の液肥に、3年以上発酵させた植物用酵素を配合。味や栄養分、花の色合いの向上に加え、自然災害や病害虫への抵抗力・回復力も期待できます。プランター栽培や家庭菜園にぴったりです。

テキスタイルプランター ラウンド/TXP-R15H・TXP-R20H・TXP-R25H・TXP-R30H・TXP-R35H・TXP-R40H

アイリスオーヤマのテキスタイルプランター
直接土を入れてプランターとして使えるテキスタイルプランターのラウンドタイプ。織物で作られているため通気性・耐水性に優れ、鉢底石が必要ありません。プランター以外にも鉢カバー、収穫カゴ、小物入れとしても使えます。折り返し部分の綴り縫いに市販のS字フックを差し込めば、ハンギングもできます。

テキスタイルプランター スクエア/TXP-S50H

アイリスオーヤマのテキスタイルプランタースクエア
土を直接入れて使えるスクエアタイプのテキスタイルプランター。ラウンドタイプ同様に織物製で、鉢底石が不要です。多用途に活用でき、ハンギングも可能です。

テキスタイルプランター ホック/TXP-J22H・TXP-J26H

アイリスオーヤマのテキスタイルプランターホック
直接土を入れて使えるテキスタイルプランターのホックタイプです。オフシーズンは土を入れたまま、口を2回折り返しホックを留めてスッキリ保管できます。鉢カバーや収穫カゴ、小物入れなどさまざまなスタイルで活用できます。

らくらく鉢受トレー/RHT-30

アイリスオーヤマのらくらく鉢受トレー
キャスター付きで、大きな鉢植えも簡単に移動できる鉢受トレー。排水機能付きで受皿に水が溜まらず、根腐れのリスクを軽減します。約10号までの植木鉢に対応。

エアーベジタブルプランター300・400・530・730

アイリスオーヤマのエアーベジタブルプランター
底部に空気の通り道を設けた通気性抜群のプランター。根がしっかり酸素を取り込み、野菜が元気に成長します。ウォータースペースが確保されているため、水やり時も水が溢れにくく安心。専用受皿を組み合わせれば通気性を保てます。サイズ展開も豊富で、花から野菜まで幅広く活用できます。

ベジタブルプランター480・680

アイリスオーヤマのベジタブルプランター
スノコ付きで通気性・排水性に優れたプランター。苗数に合わせて適切な土量が入り、省スペースで設置できます。支柱取り付け用の穴もあり、支柱を簡単に固定可能です。

ベジタブルプランター深型

アイリスオーヤマのベジタルプランター深型
通気性と排水性に優れたベジタブルプランターの深型タイプです。高さがあるため、ダイコンやカブ、ニンジンなどの根菜の栽培におすすめです。

プランター用支柱ホルダー

プランター用支柱ホルダーの使用画像
プランターに立てた支柱を固定するホルダーです。アイリスオーヤマのプランターと併せて使うことで、しっかり固定できます。

ベジタブルプランター受皿480・680

アイリスオーヤマのベジタブルプランター受皿
アイリスオーヤマのベジタブルプランター480・680用の受皿です。受皿に水を入れ、プランターの水抜き栓を外して設置すれば、植物が根からしっかりと給水できます。

環境を整えて冬野菜の栽培を楽しもう

ほうれん草を収穫する人
寒さに強い野菜を選べば、冬でも家庭菜園を楽しめます。冬ならではの防寒対策や水やり、害虫対策を意識し、季節に合った方法で栽培しましょう。ミニダイコンやコカブはプランターでも育てやすく、初心者にもおすすめです。栄養たっぷりの冬野菜を育てて、食卓で味わってみてください。
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