コスパで選ぶ暖房器具おすすめ8選！一人暮らしの電気代を抑える節約ポイントも解説

公開日：2025.12.05

最終更新日：2025.12.05

電気代の値上がりが続く中、一人暮らしでコスパの良い暖房器具を選びたい方も多いのではないでしょうか。寒い季節は暖かく過ごしたい一方で、電気代も気になるものです。そこで、一人暮らしにおすすめのコスパの良い暖房器具の選び方や特徴、電気代の目安、節電しながら快適に過ごすポイントを紹介します。

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【一人暮らし向け】コスパの良い暖房器具の選び方

一口に暖房器具といっても種類はさまざまです。特徴や消費電力によってかかるコストも異なるため、まずは一人暮らし向けのコスパの良い暖房器具の選び方を解説します。

選び方①｜暖めたい場所と目的

部屋全体を暖めたいのか、体の周りだけを暖めたいのかによって、選ぶべき暖房器具は変わります。部屋全体を暖めたい場合はエアコン、部分的に体を暖めたい場合は電気毛布やホットカーペット、セラミックファンヒーターなどを選ぶと、用途に合った効率的な暖房ができ、電気代の節約にもつながります。

選び方②｜ランニングコスト

暖房器具によって電気代は異なるため、ランニングコストを計算してみるのも、コスパの良い暖房器具を選ぶポイントです。
電気代は以下の計算式で求められます。

電気代（円）＝消費電力（kW）×電気料金単価（円/kWh）×使用時間（h）

例えば、アイリスオーヤマの電気掛け敷き毛布（消費電力55W）の1時間あたりの電気代は次の通りです。
0.055（kWh）×31（円）×1（h）＝約1.7円

ランニングコストを抑えたい場合は、消費電力が低いタイプや省エネ機能付きのタイプを選ぶと良いでしょう。

■電気料金は31円※として計算しています。
※出典元：公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会

選び方③｜節電効果のある機能

電気代を抑えたい場合は、タイマー機能や省エネ機能、自動オフ機能、温度調節が細かくできるタイプがおすすめです。自動オフタイマーがあれば、電源の消し忘れを防げるため、無駄な電力を使う心配がありません。タイマー機能や温度調節を活用すれば、必要な時間に電源のオン・オフができ、効率的に暖かい環境を作れます。

一人暮らし向けの暖房器具の選び方については、以下の記事で詳しく紹介しています。

【一人暮らし】おすすめの暖房器具5選！選び方や電気代を節約するコツも

一人暮らしの暖房器具は使い方や電気代、サイズを考えながら選ぶのがコツです。一人暮らしにぴったりな暖房器具の選び方、電気代を抑えるためのコツ、節約が叶うおすすめのアイテムを紹介します。

【一人暮らし向け】コスパの良い暖房器具8選

コスパの良い暖房器具を選ぶには、それぞれの特徴を知ることが大切です。一般的に一人暮らしでよく使われる暖房器具の特徴を紹介します。

①電気毛布

低い電力で効率良く暖められる電気毛布はコスパの高い暖房器具です。寝るときに布団を暖めるだけでなく、足元や肩が冷えるときにも便利で、デスクワークやテレビ観賞時にも使えます。ただし、就寝中に電源を入れっぱなしにすると低温やけどや脱水症状の可能性があるため、タイマー機能の使用がおすすめです。

②こたつ

こたつは足元からじんわり暖める暖房器具です。設置にはある程度のスペースが必要ですが、オフシーズンはテーブルとしても活用できます。消費電力が少なくコスパが良いほか、複数人で一緒に暖まれるため来客時にも便利です。

③ホットカーペット

床に敷いて使うタイプの暖房器具です。フローリングの寒さや足元の冷えが気になる人におすすめ。火を使わないため安全ですが、部屋全体を暖めることはできません。長時間使用する場合は低温やけどに注意しましょう。

ホットカーペットの電気代は高い？ほかの暖房器具との比較や、使用時の節約方法 - ＋1 Day

寒い季節に欠かせないホットカーペットですが、電気代は使用時間やサイズによって変わるため、どのくらいかかるか気になる方も多いでしょう。ホットカーペットの電気代を計算し、ほかの暖房器具との比較やメリット・デメリットを紹介します。

④セラミックファンヒーター

温風を吹き出して暖めるタイプの暖房器具です。コンパクトで持ち運びしやすく、キッチンや脱衣所などピンポイントで暖められます。加湿機能や空気清浄機能付きのタイプもあり、場所やシーンに合わせて選べるのも魅力です。

セラミックファンヒーターとは？電気代や他の暖房器具との比較、上手な使い方を紹介

暖房器具にはさまざまな種類がありますが、電気で熱を発生させて使用できるセラミックファンヒーターは、その安全性の高さと使いやすさが魅力です。しかし、電気代が心配な方もいるでしょう。そこで、セラミックファンヒーターの特徴と電気代について、他の暖房器具との比較を踏まえて解説します。また、電気代を節約する方法や暖房器具の選び方についても紹介します。

⑤パネルヒーター

電気でパネルを加熱し、輻射熱で空気をじんわり暖める暖房器具です。暖める範囲は限られ時間もかかりますが、空気が乾燥せず静音なのが特徴です。

⑥ハロゲンヒーター

ハロゲンランプの遠赤外線効果でピンポイントに暖められる暖房器具です。スイッチを入れると短時間で暖かくなり、コンパクトで場所を取りません。デスクワークなどで足元を暖めたいときに便利ですが、ランプは高温になりやすいため、やけどに注意しましょう。

⑦オイルヒーター

内部のオイルを電気で加熱し、その熱で空気をじんわり暖めるタイプです。温風を出さないため空気が乾燥しにくく、静音性に優れています。内部オイルの補充は不要ですが、暖まるまでに時間がかかります。

⑧エアコン（暖房）

広い部屋全体を暖められるため、一台で夏の冷房・冬の暖房の両方に対応できます。空気を汚さずやけどの心配もありませんが、乾燥しやすいため加湿器と併用すると良いでしょう。

エアコンの暖房、電気代の平均は？節約方法、他の暖房器具との組み合わせ方

部屋全体を効率良く暖めてくれるエアコン。しかし、寒い冬にエアコンをつけっぱなしにした場合、電気代がどれくらいになるのか気になる方も多いのではないでしょうか。エアコンの暖房にかかる電気代、電気代を抑える使用方法について解説します。また、エアコンと一緒に使うことでより、効率的に部屋を暖めてくれる家電も紹介するので、電気代節約の参考にしてみてください。

暖房器具のコスパを比較！電気代シミュレーション

コスパの良い暖房器具を紹介してきましたが、実際にはどのくらい電気代がかかるのでしょうか。以下の計算式をもとに、各暖房器具の電気代を確認してみましょう。

＜暖房器具の電気代の目安＞

暖房器具（消費電力）	1時間	1日（10時間）	1ヵ月（30日）
電気毛布（75W）	約2.3円	約23円	約690円
こたつ強（200W）	約6.2円	約62円	約1,860円
ホットカーペット畳（300W）	約9.3円	約93円	約2,790円
セラミックファンヒーター強（1200W）	約37.2円	約372円	約11,160円
パネルヒーター強（1200W）	約37.2円	約372円	約11,160円
ハロゲンヒーター強（1200W）	約37.2円	約372円	約11,160円
オイルヒーター強（1200W）	約37.2円	約372円	約11,160円
エアコン暖房 10畳（796W）	約24.7円	約247円	約7,410円

※電気代（円）＝消費電力（kW） × 電気料金単価（円/kWh）× 使用時間（h）
※公益社団法人「全国家庭電気製品公正取引協議会」が定める電力料金の目安単価「31円/kWh」を元に計算しています。
※算出は目安であり、使用環境により異なります。

暖房器具を活用しながら電気代を抑える方法

寒い季節を快適に過ごすために暖房器具は欠かせませんが、電気代が気になる方も多いはずです。最後に、暖房器具を上手に活用しながら電気代を抑える方法を紹介します。使い方の工夫や家電との併用により、電気代を節約することができます。

サーキュレーターと併用する

暖かい空気は上部にたまりやすいため、サーキュレーターで空気を循環させると部屋全体を効率良く暖められます。暖房をつけていても足元が冷えると設定温度を上げがちですが、サーキュレーターで室内の空気を循環させれば、部屋全体が均一に暖まり、設定温度を上げる必要がありません。特にエアコンは暖かい空気が上部に集まりやすいため、サーキュレーターとの併用で高い節電効果が期待できます。

暖房とサーキュレーターの併用については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

暖房×サーキュレーターで効率良く電気代節約！併用するメリットや置き方

部屋の暖房効率を上げたいなら、サーキュレーターとの併用がおすすめです。サーキュレーターで部屋の空気を循環させれば、冷えが気になる足元まで快適な室温に保て、設定温度を上げすぎないので電気代の節約にも。ただし、効果的に使用するには適切な場所に置く必要があります。暖房とサーキュレーターを併用するメリットや置き方を紹介します。

定期的に掃除をする

暖房器具は、定期的に掃除をすることで暖房効率の低下を防げます。フィルターや吹き出し口にホコリがたまると効率が下がり、余分な電力を消費してしまいます。こまめにホコリを取り除くことで暖房効率が上がり、節電効果も期待できます。

エアコンの場合は、室外機の汚れも動作効率に影響するため、暖房を使う前に確認しておくと良いでしょう。
エアコン室外機の掃除については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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場所やシーンに合わせて暖房器具を使い分ける

部屋全体・脱衣所・一人暮らしのワンルームなど、場所やシーンに合わせて暖房器具を使い分けることも節電につながります。部屋全体を暖めるにはエアコンが適していますが、狭い脱衣所にはセラミックファンヒーターなどのスポット暖房、一人暮らしの部屋ではこたつやホットカーペットを使うと効率良く暖められます。用途に合った暖房器具を選ぶことで、無駄な電力を使わずに節電効果を高められます。

洗面所・トイレにおすすめの暖房器具5選！選び方のポイントを解説

洗面所やトイレは暖房がないことが多いため、冬場は家の中でも寒さを感じることがあります。限られたスペースでも設置できて、すぐに暖まる暖房器具があれば便利です。洗面所やトイレに設置したい暖房器具の選び方とおすすめのアイテムを紹介します。使用する際の注意点も紹介するので、購入の参考にしてみてください。