

野菜を長持ちさせる保存方法は?種類別の保存期間や新鮮さを保つコツ
公開日:2024.04.08
最終更新日:2024.04.08
野菜は鮮度が大切なため、少しでも長持ちさせておいしく食べたいもの。とはいえ、購入した野菜がいつの間にか傷んでしまうことも……。そこで、野菜別に長持ちさせる保存方法や保存に便利なアイテムを紹介します。野菜を少しでも長持ちさせたい方は参考にしてみてください。
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野菜を長持ちさせる保存方法のポイント

野菜を長持ちさせておいしく食べるためには、買ってきた後のひと手間が大切です。長持ちさせるポイントを紹介します。
野菜の種類で保存環境・温度を変える
野菜は種類別に育ち方が違うため、適した保存環境や温度も異なります。例えば、土の中で育つ野菜は、直射日光を避けた冷暗所での保存が向いています。暖かい地域で育った野菜の場合は、冷蔵庫で保管すると低温障害を起こし、鮮度や栄養価を損なうおそれも。そのため、キッチンペーパーで包んで野菜室で保存するなどの工夫が必要です。
冷蔵室と野菜室をきちんと使い分けることもポイントです。冷蔵室よりも野菜室の方が温度や湿度が高めに設定されているため、野菜の乾燥を防いで鮮度を保ちやすいとされています。
野菜の水滴を拭き取る
野菜の表面に水分が残ったまま冷蔵室や野菜室で保存すると、早く傷んでしまいます。使いかけの野菜など表面に水分がある場合は、キッチンペーパーなどでしっかり拭き取ってから、空気に触れないようにラップで密閉して保存するようにしてください。
野菜を乾燥から守る
冷蔵庫内は乾燥しているため、野菜をスーパーで買った状態のまま保存しておくと水分が抜けて鮮度が落ちる原因となります。野菜はキッチンペーパーや新聞紙で包み、ビニール袋やジッパー付きの保存袋などで乾燥を防いで鮮度を保ちましょう。また、カットした野菜は、切り口をラップで包むのがおすすめです。
冷凍保存も検討する
野菜の種類によっては冷凍保存ができるため、冷蔵よりも保存期間を延ばせます。例えば、ほうれん草や小松菜、ブロッコリーなどは下茹でして冷凍可能です。また、キノコ類は冷凍することで旨味が増す効果もあります。繊維質の多いキャベツは細かく刻む、水分の多いトマトは加熱してソースの状態で保存など工夫すると冷凍可能になります。
果菜類|野菜を長持ちさせる保存方法と保存期間

トマトやナスなどは果実や種を食べる野菜で、果菜類に分類されます。果菜類の代表的な野菜の長持ちさせる保存方法と保存期間を紹介します。
トマト
夏野菜であるトマトは低温になりすぎると傷みやすいので注意しましょう。常温保存もできますが、夏場は傷みやすいので避けるのがおすすめです。
<冷蔵保存>
ヘタ側を下にして1個ずつキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、野菜室で保存します。保存期間は約7~10日間です。
ヘタ側を下にして1個ずつキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、野菜室で保存します。保存期間は約7~10日間です。
<冷凍保存>
切り口から傷みやすいのでへた付きのまま冷凍がおすすめです。調理する時は5分ほど常温に置いておきます。保存期間は約2週間~1ヵ月です。
切り口から傷みやすいのでへた付きのまま冷凍がおすすめです。調理する時は5分ほど常温に置いておきます。保存期間は約2週間~1ヵ月です。
出典:農林水産省
ナス
ナスは、トマト同様に低すぎる温度が苦手です。低温障害を起こすとタネが黒く変色します。 夏場は冷蔵庫の野菜室、冬場は常温で保存するのがおすすめです。
<冷蔵保存>
ナスの鮮度を長持ちさせるには水気を拭き取り、2~3本ずつキッチンペーパーに包んで通気性のある保存袋に入れて保管します。保存期間は約7日間です。
ナスの鮮度を長持ちさせるには水気を拭き取り、2~3本ずつキッチンペーパーに包んで通気性のある保存袋に入れて保管します。保存期間は約7日間です。
<冷凍保存>
カットすると劣化が早いので丸ごと冷凍がおすすめです。調理する時は常温で5分ほど解凍してから、炒め物や煮物に使います。保存期間は約1ヵ月です。
カットすると劣化が早いので丸ごと冷凍がおすすめです。調理する時は常温で5分ほど解凍してから、炒め物や煮物に使います。保存期間は約1ヵ月です。
出典:農林水産省
ピーマン
ピーマンは、ビタミンCが豊富な春・夏の野菜。適温は10度前後で寒さに弱いので野菜室で保存するのが基本です。
<冷蔵保存>
3~4個ずつキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れて野菜室で保存します。保存期間は約2週間です。
3~4個ずつキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れて野菜室で保存します。保存期間は約2週間です。
<冷凍保存>
劣化を防ぐためにピーマンは丸ごと冷凍用保存袋に入れて冷凍がおすすめです。調理する時は室温で5分ほど戻してから使いましょう。保存期間は約1ヵ月です。
劣化を防ぐためにピーマンは丸ごと冷凍用保存袋に入れて冷凍がおすすめです。調理する時は室温で5分ほど戻してから使いましょう。保存期間は約1ヵ月です。
出典:農林水産省
根菜類|野菜を長持ちさせる保存方法と保存期間

根菜類はにんじん、じゃがいもなどの土の中で育つ野菜です。主な根菜類の保存方法、保存期間を解説します。
にんじん
にんじんは保存方法を工夫すれば、長持ちしやすい野菜です。葉付きのものは、葉を切り落として保存しましょう。また、冷やすと甘みも増すため冷蔵か冷凍保存がおすすめです。
<冷蔵保存>
水気を拭き取ってから1本ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包んで立てて保存します。保存期間は約1~3週間です。
水気を拭き取ってから1本ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包んで立てて保存します。保存期間は約1~3週間です。
<冷凍保存>
カットして保存袋に入れ、平たくならした状態で冷凍します。保存期間は約3週間です。
カットして保存袋に入れ、平たくならした状態で冷凍します。保存期間は約3週間です。
じゃがいも
じゃがいもは新聞紙などに包んで、通気性の良い冷暗所か野菜室で保存しましょう。
<冷蔵保存>
低温障害を避けるため、キッチンペーパーで包んだ状態でビニール袋に入れて野菜室で保存します。リンゴと一緒に保存するとより長持ちします。適温は3~5℃で、適度な湿度を保つようにしましょう。
低温障害を避けるため、キッチンペーパーで包んだ状態でビニール袋に入れて野菜室で保存します。リンゴと一緒に保存するとより長持ちします。適温は3~5℃で、適度な湿度を保つようにしましょう。
<冷凍保存>
じゃがいもは生の状態で冷凍するとでんぷん質が破壊され、味や食感が変化してしまうため、冷凍保存には向きません。
じゃがいもは生の状態で冷凍するとでんぷん質が破壊され、味や食感が変化してしまうため、冷凍保存には向きません。
出典:JAきたみらい
大根
大根は葉から水分が蒸発してしまうので、葉を切り離して保存します。
<冷蔵保存>
乾燥予防のため新聞紙やラップに包んで野菜室に立てて保存します。
乾燥予防のため新聞紙やラップに包んで野菜室に立てて保存します。
<冷凍保存>
カットして保存袋に入れて冷凍します。保存期間は約3週間です。
カットして保存袋に入れて冷凍します。保存期間は約3週間です。
出典:農林水産省
葉菜類|野菜を長持ちさせる保存方法と保存期間

キャベツやレタスは、葉の部分を食べる葉菜類。ひと手間加えることで、鮮度を保ちながら保存期間も延ばせるので、正しい保存方法をチェックしていきましょう。
キャベツ
丸ごとのキャベツであれば、芯をくり抜き、濡らしたキッチンペーパーを詰めて保存します。
<冷蔵保存>
上記の保存方法に新聞紙で包んで野菜室で保存します。保存期間は約2週間です。
上記の保存方法に新聞紙で包んで野菜室で保存します。保存期間は約2週間です。
<冷凍保存>
生のまま冷凍するならざく切りにして保存袋に入れます。保存期間は約2週間~1ヵ月です。
生のまま冷凍するならざく切りにして保存袋に入れます。保存期間は約2週間~1ヵ月です。
レタス
レタスはカットすると切り口から傷んでいくので、適切に保存しつつ早めに食べ切るようにします。
<冷蔵保存>
乾燥しないようにビニール袋に入れて保存します。傷みやすいため、早めに食べきりましょう。
乾燥しないようにビニール袋に入れて保存します。傷みやすいため、早めに食べきりましょう。
<冷凍保存>
レタスは食感が変化するので冷凍に向きません。
レタスは食感が変化するので冷凍に向きません。
出典:JAグループ
野菜を長持ちさせるアイリスオーヤマのアイテム

最後にアイリスオーヤマより、野菜の保存に適した真空パック機や、冷凍保存する際に便利なセカンド冷凍庫を紹介します。
真空パック機 コードレスタイプ/VPF-C50

使用時にコードが邪魔にならない充電式の真空パック機です。約50kPaの脱気力ですばやく真空し、酸化を防止して余った食材の鮮度をキープします。真空保存は臭い移り防止にも。パック後は湯せんや電子レンジ調理もOKです。コードレスで収納もすっきり。専用袋付きですぐに使えます。
冷凍庫 120L 幅スリム 自動霜取り/IUSN-S12A

スリムなのに大容量で狭いスペースでも置きやすい冷凍庫です。食材に合わせて収納できる引き出し付き。中身が一目で確認できるため冷気が逃げにくく、食材を新鮮に保ちます。見やすく、使いやすい収納が魅力で野菜や冷凍食品の保存用としてぴったりです。
セカンド冷凍庫を検討しているなら、こちらの記事を参考にしてみてください。
正しい保存方法で野菜の鮮度を長持ちさせよう

野菜のおいしさは何より鮮度が大事です。少しでも長持ちさせておいしく食べるために、野菜の種類ごとに保存方法を工夫してみてくださいね。
下記の記事では食品の真空保存について紹介しています。野菜の保存方法と併せて取り入れることで、食品ロス削減に役立つはずです。
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※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。
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