洗濯機の寿命は何年?修理と買い替えの判断基準についても解説

洗濯機の寿命は何年?修理と買い替えの判断基準についても解説

衣食住に関わる家電として、暮らしの中でも使う頻度が高い「洗濯機」。家庭によって使う頻度や洗濯量は異なりますが、子どもがいる家庭では毎日洗濯するケースも多いため、洗濯機の寿命が気になることもあるでしょう。寿命が近づいた洗濯機を使い続けると、さまざまな不具合が生じるようになり、家事に支障をきたしてしまうことも。洗濯機の平均的な寿命や寿命のサインについて解説します。修理か買い替えに迷った時の判断基準やおすすめの洗濯機についても紹介するので、参考にしてみてください。

洗濯機の寿命は何年?修理と買い替えの判断基準についても解説

+1 Day 編集部

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洗濯機の寿命は約10年

洗濯をしようとする人
衣類をキレイにするために欠かせない洗濯機の寿命は約10年と言われています。
買い替えまでの平均期間やメーカーの想定使用期間をもとに、その目安について解説いたします。

買い替えまでの平均年数は10.9年

内閣府の「消費動向調査(令和4年)」によると、2人以上の世帯の洗濯機買い替えまでの平均使用年数は10.9年。買い替え理由の多くは故障によるもの。約10~11年が洗濯機の寿命であることがわかります。

メーカーによる標準使用期間は約7年

洗濯機などの長期使用家電には経年劣化による事故防止のため、「長期使用製品安全表示制度」があります。
本体に貼られたシールに記載された「設計上の標準使用期間」が寿命の目安で、一般的にはメーカーによる標準使用期間は約7年※です。

※乾燥機能付き洗濯機は除く
家電メーカーはそれぞれに部品保有期間を定めています。各家電メーカーは製品の修理対応のために部品を保有していますが、保有期間を過ぎると部品を処分してしまうことがあります。この期間を過ぎると、修理ができなくなる可能性があることを理解しておきましょう。

洗濯機の寿命が近いサイン

調子が悪い洗濯機をのぞく女性
洗濯機は寿命が近づくと、さまざまな不具合が見られるようになります。代表的な洗濯機の寿命のサインを紹介します。

1.運転中に異音がする

洗濯中に異音や大きな音がする場合、故障の可能性があります。音の原因として、モーターのトラブルや洗濯物の入れすぎ、設置場所が不安定なことが考えられます。商品に水準器が付属されている場合は、本体が傾いて設置されていないか確認することができます。水準器はホームセンターなどでも販売されているので、気になる人はチェックしてみてください。

2.エラーが頻発する

運転中にエラーが出てストップする頻度が増えた場合も、寿命が近いサインです。寿命とは関係なく、洗濯物の入れすぎ、偏りなどでエラーが出ることもあります。エラー内容を解消して再運転しても、再度エラーが出る場合は要注意です。

3.ニオイが気になる

洗濯機から嫌なニオイがしたら注意をしましょう。主な原因は、カビの発生と異物の混入や部品の劣化による焦げたニオイです。カビは洗濯槽クリーナーで掃除できることがありますが、ひどい場合は難しいこともあります。

また、異物が原因の場合は取り除くことで改善しますが、分解が必要な場合は販売元に問い合わせることが推奨されます。焦げたニオイの場合、使い続けるのは危険です。

4.脱水や乾燥が不十分である

洗濯後、いつもより脱水や乾燥の効果が薄いと感じたら寿命かもしれません。乾燥フィルターが汚れていないか、排水溝に汚れが溜まっていないかを確認して、再度運転しても変化がない場合は故障の可能性があります。

5.電源コードが熱を持っている

電源コードやプラグが熱を持っている場合は、接触不良や劣化などによる故障の可能性があります。
また、電源コードを束ねて使用するのは危険です。発火する可能性もあるので使用を避けましょう。

6.水漏れが発生する

水漏れは設備の寿命が近いサインであり、蛇口や給水ホースでは接続部分の緩みやパッキンの劣化が原因、排水口では詰まりが考えられます。定期的なメンテナンスや部品交換を行い、それでも改善がない場合は修理や買い替えを検討しましょう。

洗濯機の修理か買い替えかの判断基準

洗濯機の故障を業者に相談する女性
洗濯機に異常があった場合、修理か買い替えを検討する必要があります。保証期間内なら修理が安く済む可能性が高いですが、保証期間が過ぎた場合は洗濯機の平均寿命やメーカーの部品保有期間を考慮しましょう。

製造から6年以内なら修理が安価なこともありますが、平均寿命に近い場合は今後の不具合のリスクが高くなります。また、部品保有期間を超えていると修理が難しくなるため、その場合は買い替えがおすすめです。新しい洗濯機は、洗浄能力や節水・節電効果が向上していることが多いので、買い替えた方がコストパフォーマンスが良い場合もあります。

洗濯機を長持ちさせるコツ

洗濯機を掃除している人
頻繁に買い替えるものではないので、できれば洗濯機は長持ちさせたいという人も多いはず。洗濯機を長持ちさせるコツを紹介します。

洗濯物や洗剤を入れすぎない

洗濯機は適切な洗濯物の量が決められています。詰め込み過ぎは洗濯機のモーターに負担をかけ、故障の原因に。洗濯物が多いなら複数回に分けて洗いましょう。決められた量以上に洗剤を入れるのも、洗濯機の寿命を縮める原因です。洗剤が多いと洗濯槽に残ってしまい、カビの原因になることがあります。

定期的にメンテナンスを行う

洗濯機を定期的にメンテナンスすることで、部品の経年劣化を防いで寿命を延ばせます。洗濯槽、洗剤投入口、排水フィルターなど、月に1度は掃除しましょう。洗濯機使用後は洗濯槽の拭き掃除も効果的です。

洗濯機の掃除方法は、以下の記事を参考にしてみてください。

使用しない時は元栓を閉める

元栓を開いたままにしておくと、洗濯機やホースへ常に水の圧力がかり、負荷をかけてしまいます。
故障トラブルを防ぐためにも、洗濯の後はなるべく元栓を閉めるようにしましょう。

屋内で使用する

洗濯機は屋内で使用し、日光や雨風にさらされないようにしてください。もともと、洗濯機は屋内使用を前提に設計されているため、屋外使用では劣化しやすくなります。もし、屋外にしか洗濯機を置けない場合は、専用のカバーをかけておくと良いでしょう。

洗濯機の内部に異物が入らないように注意する

洗濯前に小銭やティッシュ、鍵などがポケットに入っていないかをチェックしましょう。異物が洗濯機に入ると故障の原因になります。見落としがちなのが「洗えるマスク」です。「洗えるマスク」は、洗濯機内部に入り込みやすく、排水経路を塞いでしまうことがあります。洗濯前にポケットの中身を確認し、「洗えるマスク」は洗濯ネットに入れてまとめて洗いましょう。

洗濯機の主な処分方法

運び出される壊れた洗濯機
洗濯機の買い替え時に気になるのが、古い洗濯機の処分方法。洗濯機は、家電リサイクル法に則った処分が必要です。洗濯機の処分方法は指定取引所に持ち込む、家電購入店に引き取りを依頼するなどの方法があります。

製造業者が指定する指定取引場所に持ち込む

全国各地に、家電リサイクル法対象4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)を処分するための指定取引場所があります。郵便局で家電リサイクル券を購入し、処分する家電に貼り付けて指定取引所までに持ち込みます。リサイクル料のみで処分できますが、取引所まで自分で搬入する必要があります。

自治体指定の取引所に持ち込む

各自治体には、洗濯機のような家電を処分するための指定取引所があります。この場所に洗濯機を持ち込んで処分してもらうためには、郵便局で家電リサイクル券を購入し、洗濯機に貼付して搬入しなければなりません。リサイクル料のみで処分できますが、取引所まで自分で搬入が必要な場合もあります。

買い替えたお店や購入したお店で引き取ってもらう

リサイクル料と運搬費を支払えば、新しく洗濯機を購入したお店や古い洗濯機を購入したお店に引き取りを依頼することも可能です。(一般社団法人家電製品協会 家電リサイクル券センター
持ち込みの手間がなく、安心して処分を任せられるのがメリットです。

洗濯機の選び方

洗濯機
洗濯機はラインナップが豊富で、買い替えをするとしても、どれを選んで良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。買い替えをする際に、押さえておきたい洗濯機の選び方を紹介します。

洗濯機のタイプで選ぶ

洗濯機の買い替えでチェックしておきたい洗濯機のタイプは「縦型」「ドラム式」です。
種類 特徴
縦型
ガンコな汚れも落としやすい
スリムでリーズナブルな製品が多い
ドラム式 節水効果が高い
乾燥機搭載で洗濯物が乾きやすい
タイプによって洗浄力や使い勝手が違うため、自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。
縦型洗濯機の魅力は、こちらの記事を参考にしてください。
ドラム式洗濯機の魅力はこちらの記事を参考にしてください。

容量で選ぶ

一般的に1日あたりの洗濯容量は「人数×約1.5kg」とされています。4人家族で毎日洗濯すると仮定すれば、6kgの容量が目安。数日分の洗濯物をまとめ洗いしたり、布団やシーツを洗ったりする場合は、もっと大きな容量の洗濯機を選びましょう。

欲しい機能で選ぶ

洗濯機には便利な機能が搭載されています。使ってみたい機能から洗濯機を選んでも良いでしょう。
例えば「自動槽洗浄機能」は、洗濯をするたびに洗濯槽を自動で掃除してくれます。「洗濯自動投入機能」は、事前にタンクに液体洗剤や柔軟剤を補充しておけば、洗濯物の量に応じて自動で適量を投入してくれるので便利です。その他、洗濯機の中で衣類を乾燥させる「乾燥機能」、お湯で洗濯物をする「温水洗浄機能」などもあります。

静音性で選ぶ

マンションやアポートなどの集合住宅に住んでいる人、朝や夜遅くに洗濯を回すことが多い人は、静音性に優れた洗濯機を選びましょう。一般的な洗濯機は50db(デシベル)前後のものが多く、数値が小さいものを選ぶと静音性が期待できます。

アイリスオーヤマのおすすめ洗濯機

アイリスオーヤマでは、ドラム式洗濯乾燥機、縦型の洗濯機などさまざまな洗濯機を取り扱っています。
こちらでは買い替えにおすすめの、アイリスオーヤマの洗濯機を紹介します。

洗濯乾燥機 ドラム式 8kg 乾燥5kg/FLK852

部屋に置かれているドラム式洗濯機の前で洗濯籠を抱えている女性
洗濯容量8kg/乾燥容量5kgのドラム式洗濯乾燥機です。ガンコな汚れに合わせた温水洗浄対応で繊維の奥に染みついた黄ばみもスッキリ落とせます。アイリスオーヤマ独自の「ファイブセンシング」機能で、シワのないふんわりした仕上がりや、しっかり乾かすことも可能。使用水量が約80Lで、縦型洗濯機に比べて高い節水効果が期待できるのもポイントです。

洗濯機 7kg/ITW-70A01

洗面所に置かれている縦型全自動洗濯機
デザイン性に優れたスタイリッシュな縦型全自動洗濯機(7kg)です。洗濯コースは標準やお急ぎモード、つけおきなど8つの段階から選べ、2~24時間の予約タイマー機能が付いています。部屋干しのニオイの発生を防ぐために、乾燥時間を短縮する「部屋干しモード」を搭載しているのも特徴です。
「チャイルドロックモード」搭載で小さな子どものいる家庭も安心して使用できます。

洗濯機 8kg OSH/TCW-80A01

ITW-70A01の洗濯機
洗剤・柔軟剤自動投入機能付きの全自動洗濯機(8kg)OSH(オッシュ)です。標準・お急ぎ・手洗いなど6つの洗濯コースに加え、風乾燥コースも搭載。槽洗浄・槽乾燥コースもあり、いつも清潔に使えるのが特徴です。手前を低く斜めにしたデザインで、毎日の洗濯をラクにしてくれます。
「OSH(オッシュ)」の魅力はこちらの記事を参考にしてください。

洗濯機 10kg OSH/TCW-100A01

洗濯機の周りを囲む親子
インバーター搭載、洗剤・柔軟剤自動投入機能付きの全自動洗濯機(10kg)OSH(オッシュ)です。
使いやすさとおしゃれを追求した新しい縦型洗濯機をデザイン。極渦洗浄で、衣類にこびりついたガンコな汚れもガチ落ちします。自動投入機能で、洗濯物の量に合わせて洗剤を適量投入してくれる他、洗剤置き場が不要で洗濯機周りもスッキリです。

全自動洗濯機5kg/IAW-T504

洗面所に置かれたアイリスオーヤマの黒い洗濯機
1~2人暮らし向けの少人数世帯におすすめな5kg全自動洗濯機は、コンパクトサイズでせまい部屋にもぴったりなサイズです。洗濯機本体も低めの設計かつ折りたたみ式のフタを採用しているため、タオルやシーツなどが取り出しやすい高さを確保。乾燥時間の短縮や部屋干しのニオイを抑える部屋干しモードや、洗濯終了時間を予約するタイマー機能も搭載しています。仕事や家事育児に追われている人でも、自分のペースで洗濯ができます。

洗濯機8㎏・10kg/ITW-80B01・ITW-100B01

洗濯機のフタを開けている女性
大流量と立体水流で衣類に付いた汚れをガチ落ちさせる全自動洗濯機です。8kgタイプは、2~3人暮らしの家庭や1人暮らしのまとめ洗いにも便利な容量。約3kgの毛布も洗えて、身の回りのものも常に清潔に保てます。10kgタイプは3~4人暮らしの家庭におすすめです。水量も6段階選べるため、少量洗いも対応できて便利です。

洗濯機の寿命をきちんと把握しよう

複数枚のタオルを置いているドラム洗濯機
洗濯機の寿命は約10年ですが、使い方や状況によっては、それより早く寿命を迎えることもあります。
できるだけ長く使うために、適切な使い方とメンテナンスを行いましょう。
もしも寿命のサインが見られたら、洗濯機を買い替えることも検討してみてください。
※こちらに掲載されている商品情報・価格・キャンペーンは掲載日時点での情報です。
※価格は変動することがございますのであらかじめご了承ください。

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