vol.01
昨年12月にフランス・パリで開かれた、国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)において、2020年以降の温暖化対策の法的枠組みである「パリ協定」が採択されました。世界共通の長期目標として、平均気温上昇を産業革命前と比較して2℃未満に抑えるなど、脱炭素社会の実現に向けたさまざまな取り組みが定められました。日本政府は、2030年には温室効果ガスを2013年度から26%削減する目標を掲げ、各自治体・各企業も、電力消費量の削減などの努力が必要とされます。アイリスオーヤマも、オフィスや自社工場へのLED照明の設置やエネルギー消費の少ない最新製造機器の導入など、温室効果ガス削減の努力を続けていきます。
我が国では、2011年の東日本大震災をきっかけに節電への意識が高まりました。本社がある宮城県も、震災で甚大な被害に見舞われ、電力不足に陥りました。これ以降、「より少ない電力で明るさをもたらしたい」という想いで、省エネ性能の高いLED照明の開発・普及に取り組みました。今では、直管LEDランプを始め、さまざまなLED照明器具で業界最高峰の省エネ性能を達成し、オフィス、店舗、工場、住宅など、さまざまな場所に省エネの輪を広げています。そして、昨年末にはLEDシーリングライトが2度目の「省エネ大賞」を受賞し、当社の省エネへの取り組みが認められました。
今後は省エネ技術の追求とともに、照明制御システム*などの開発を進め、より快適な照明環境と効率的なエネルギーの使い方を提案します。 LED照明事業を通じ、すべての人が喜びを分かち合える省エネ社会の実現に貢献してまいります。
*照明制御システム … 照明の光色や明るさを調節し、空間の用途や目的に適した照明環境をつくり出します。空間の快適性を高めつつ、効率的に電力を使うことができます。
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