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なるほど

ふとん乾燥機 カラリエ

ポイントは毎日使えるお手軽さ マット要らずで超コンパクト

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  • ふとん乾燥機 カラリエ単品画像(2色)

開発者インタビュー

ふとん乾燥機カラリエ開発者

家電開発部 佐藤貴英

ふとん干しに苦労する祖父母を助けたい

近年、花粉やPM2.5をはじめとした大気汚染の影響により、アレルギー疾患を抱える患者数が増加しており、ふとんの外干しがしにくい環境になっています。また、ふとんの落下の危険性や景観の問題により、ベランダでのふとん干しを禁止する集合住宅や地域もあります。そしてなにより高齢の方にとって、ふとんを干すことは大変な負担です。実は、私の祖父母もふとん干しに非常に苦労しており、「腰が痛い」と嘆いていました。何とかしてこのふとん干しの負担をなくせないかという思いから、毎日使っても負担にならないふとん乾燥機の開発に着手しました。

マットは本当に必要なのか?

従来のふとん乾燥機はマットを広げたり、畳んで片付けるといった非常に面倒な作業が必要でした。この作業が本当に面倒で、やがて使われなくなるといったことが多々ありました。そこで、マットは本当に必要なのかという前提から考え直しました。マットを使えば全体に均一に熱を送ることができますが、そもそもその必要があるのかと考えたのです。

湿っているところに集中的に熱を送るという発想

ふとんを湿らせる主な原因は就寝時に人がかく汗です。一晩でかく汗はおよそ200ccと言われており、コップ1杯分にもなります。そして、この湿気に雑菌やダニが集まり、ふとん環境を悪化させるのです。 では、ふとんは全体が均一に湿っているのでしょうか?答えは「NO」です。ふとんに人が触れる部分を特に乾燥させることが重要なのです。ふとん中央で温度が最高になり、周囲に熱が広がっていくような温度分布が最適と考え、ホースを伸ばしふとんの中央で温風を吹き出す形式を考えました。これでマットは不要になりました。

ホースを入れふとん中央のもっとも湿った部分から熱風を吹き出させます。

熱風画像

敷きふとんの温度を測定
(ふとんサイズ:シングル)

サーモグラフィ画像

冬モード(60分)で運転した際のサーモグラフィ(当社試験)

わずか10秒で準備完了!
  • ホースを伸ばした画像

    ホースを伸ばして

  • ふとんをかぶせた画像

    ふとんをかぶせて

  • ボタンを押す画像

    ボタンを押すだけ

部品レイアウトを最適化し、業界最小・最軽量

また、既存のふとん乾燥機には重くてかさばり、持ち運びや収納がしにくいという不満がありました。この不満を解消するために従来品を分析してみると、本体にマットやアタッチメントをしまう空間を確保するために、部品レイアウトに多くの無駄が生じていることが分かりました。カラリエはマットをしまう必要がありません。最も効率のよいレイアウトにこだわることができ、業界最小・最軽量を実現することができました。

業界最小 500mlペットボトル2本分とほぼ同等
業界最軽量約1.7kg
安心してお使い頂ける安全設計

カラリエはふとんの上に本体を置いて使うことがあるため、温度管理を厳格にしています。温度が上がると抵抗値も上がる性質をもつPTCヒーター(Positive Temperature Coefficient Heater)という特殊な部品を採用し、万一の場合でもオーバーヒートすることがありません。加えて、温度センサーなど重要部品が故障している場合電源が入らないようにする、ヒーターが設定値以上になると通電を遮断するなど何重もの安全対策を施し、お客さまに安心して使って頂ける商品に仕上げました。