世の中の期待に応える高効率 きらめくリングはまるでシャンデリア
電源設計チーム 平野和樹
シーリングライトを蛍光灯からLEDに変えるだけで消費電力は1/3に。東日本大震災の被災企業として、省エネ性の高い照明の開発は私たちの社会的使命だと考え、LED照明の発光効率を高めることに徹底してこだわっています。LED照明の展開は2009年からですが、LEDについては2000年よりイルミネーションライトを取り扱い、トップメーカーとしてノウハウを蓄えていました。以前からの技術蓄積を背景に並みいる大手照明メーカーに対し、性能と価格でインパクトのある商品を世の中に供給し続けています。そのひとつが、高効率ランプを業界に先んじて開発していることです。高効率化を進められる理由の一つは、メーカーベンダーやネット通販の仕組みにより当社の流通チャネルがシンプルだからです。販社、電材卸、系列店など複雑な販売ルートを持つ既存メーカーと比べて流通在庫が少なく、商品の改廃が容易なため、常に最先端のチップを搭載することができるのです。また、それぞれのチップに最も適した電源を部品から作り込む技術開発により高効率化を推進しています。C1シリーズでは業界最高クラス※の発光効率約130lmn/wを達成しました。
※2015年現在
しかし、「発光効率」という言葉自体、生活者の方にとってはなじみがなく、どれほど省エネに繋がるのか直感的にわからないでしょう。ですから、ただ高効率にするだけでは省エネへの意識は高められません。やはり、最も分かりやすく省エネ効果をお伝えできるのは電気代だろうと考えました。 太陽光発電をされているご家庭では、発電量がモニターで確認できます。このことをヒントに、リモコンの液晶パネルに電気代を表示することを目指し、試作や検証を繰り返しました。結果、リモコンに本体の状況を正確に把握させる独自の技術を確立し、コンセプトを実現することができました。
照明設計チーム
岸本 亮、茂木 賢一
C1シリーズはデザインにもこだわりました。照明器具はインテリア性の高い商品で、デザインによって空間に特別な影響を与えることができるものです。しかし、これまでのLEDシーリングライトはシンプルでニュートラルなものがほとんどでした。そこで、シャンデリアのようにきらめき、リビング空間にその存在を主張するデザインのシーリングライトを開発し、お客様に新たな価値を提案したいと考えました。
C1シリーズはデザインにもこだわりました。照明器具はインテリア性の高い商品で、デザインによって空間に特別な影響を与えることができるものです。しかし、これまでのLEDシーリングライトはシンプルでニュートラルなものがほとんどでした。そこで、シャンデリアのようにきらめき、リビング空間にその存在を主張するデザインのシーリングライトを開発し、お客様に新たな価値を提案したいと考えました。
チップの位置のみ光る
チップの位置のみ光る
チップの配列が見える
大きくきらめいて見える
調光・調色ボタン、シーンセレクトボタン、留守番タイマー、おはようタイマー、節電モード、時間設定など様々な機能のボタンがある中、リモコンを手に持った時に親指がくる位置に一番使用頻度の高いボタンレイアウトをすることで使いやすさを追求しました。ボタンの押し込む量に関しても0.1mm単位で検討し、液晶パネルの表示文字のレイアウトも様々な角度から一番良い方法を導き出しました。